北青山オフィス・店舗 | 最上階10F、開放的なスケルトン仕様空間
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LOCATION
外苑前駅から明治神宮野球場や秩父宮ラグビー場、国立競技場方面へと続くスタジアム通り。246沿いの賑わいから、徐々に競技場の気配へと切り替わっていくこの道は、普段は少し落ち着いた印象ながら、本番はきっとイベント時。ユニフォーム姿のサポーターや、イベントへ向かうファンたちが行き交い、この通りにどこか熱を帯びた空気が流れ込む。そんな通りのラグビー場の少し手前。“ここから始まるぞ”と自然と気持ちが高まっていくような場所に、空へ向かってすっと伸びるこのビルが立っていた。
SPACE
他フロアの美容室などから漂ういい香りを感じながら、EVで上った最上階10F。扉が開いた瞬間、窓先へと大きく抜けていく景色と、存分に光が射し込む明るい空間に、思わず気持ちが高ぶった。
大きな窓面や眺望の抜け感も相まって、かなり開放的なこの空間。天井はスケルトン仕様で3m以上と高く、配管や躯体のラフな表情が、真っ白な壁面とほどよく混ざり合っている。部屋の形も割と扱いやすく、余計なクセは少ないのに、空間としての見え方にはしっかり個性を持っている感じ。正面の窓先に映る都市の景色に加え、後方の窓からは秩父宮ラグビー場や国立競技場方面の気配もちらりと。実はこの後方窓、最上階だけに与えられた特権なのだとか。最上階、ワンフロア、眺望、光、スケルトン仕様。その要素が気持ちよく揃った、これはもう“勝ち確”じゃん。思わずそんな言葉がこぼれてしまうような気持ちのいい空間だった。
HOW TO USE
空間の良さに加えて、この場所ならではの環境の面白さを楽しめるのも、この建物の大きな魅力だと感じている。普段は比較的落ち着いたスタジアム通りも、試合やイベントがある日には一気に表情を変える。ユニフォーム姿のサポーターが行き交い、競技場へ向かう人の流れが生まれ、街の空気にもじわじわと熱が帯びていく。そんな外のみなぎるようなパワーを、窓先から感じられるのも、ここならではの楽しみではないか。室内はこの抜け感を遮らないよう、できるだけワンルームの伸びやかさを活かすくらいがちょうどいい。時間とともに移り変わる光、遠くから聞こえてくる歓声や花火の音や輝きも、ここでは特別なBGMになるだろう。さらにラグビーの試合もタダ見できてしまうという密かな特等席のような一面も。店舗的な使い方も可能だが、個人的にはこの開放感と周辺環境の熱をじっくり味わって頂けそうなオフィス利用が合うように感じている。街の熱を少しだけ借りながら、自分たちの仕事への熱量にも火をつけていく。そんな働き方の始まりに、この場所はよく似合いそうだ。
EDITOR’S EYE
正直賃料は強気な設定に感じる面はあるが、それでもその価格に等しいスペシャル感を十分感じられる空間だと思う。築浅なビルの最上階。この大きな窓面、抜け感、空間のデザインなど、これはいい空間だな。と素直な気持ちで室内の撮影に挑んでいた。