南青山オフィス|専用テラス付き天高5mメゾネット区画
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LOCATION
表参道から真っ直ぐに伸びるみゆき通り。ハイブランドのショップが多い表参道交差点近くに対して、根津美術館近くになると小学校があったり、住宅街が増えたりとのんびりした空気も流れ始める。煌びやかな印象だけでなく、ちょっとしたヴィンテージ感や落ち着きというキーワードが混じるミックス感こそ、南青山らしさを象徴する部分ではないだろうか。そんな南青山のランドマーク的なヴィンテージビル。青南小学校前に立つ赤レンガの少々厳格なこの建物をご紹介する。
SPACE
著名な建築家である山下和正建築研究所の設計による、無造作な凹凸が特徴的な外観の建物。名建築の多い南青山エリアにおいても、根強い人気を誇るビルだ。
今回ご紹介する307号室は、入口すぐにある螺旋階段が特徴的なメゾネット区画。外観や共用部の赤レンガに対して、室内は真っ白な壁と天井、そして健やかな陽が差し込み、瞬間的に印象が良いと感じられるほどの気持ち良さ。天井高5mの吹抜け部分の開放感はありつつも、そこ以外のメゾネットの上下階はどちらもクセの少ない間取りで利用のイメージもしやすいだろう。さらに、上階にある広めのテラスからは青南小学校のグラウンドと青い空が望め、子どもの健やかな声も聞こえるという長閑さも持ち合わせていた。表参道のすぐ近くでありながら、そこだけ時間も空間も切り取られたかの様に思える、特別なスペース。さすがの名建築と言わんばかりの魅力がギュッと詰まった空間だった。
HOW TO USE
約半世紀もの間この地に立つ紛れもないヴィンテージビル。ただ重ねただけの年月ではなく、憧れとともに大切に扱われてきたからこそ、経過した時間によって、今なお一目置かれた魅力を放っているのだろう。そんな室内はスッキリ整えられ、シンプルではあるが、特別手を加えずとも利用できるレベル。それならば、内装を変更するというよりも、真っ白なキャンバスの様な空間に置く家具や植物、アートなどに目一杯こだわって、そこに自分たちの色を少しだけ加えてみる。5mの天井高の吹抜けを利用して背丈のある植物をぶら下げたり、大きなアートを飾る。なんなら社内アートギャラリースペースとして、定期的にそこに飾る作品を入れ替えたりと、働きながら趣味も楽しんでみても良いだろう。
絶対的な魅力を放つ名建築ゆえに、現状のままでも完成度は高い空間。しかし、そんな空間に彩りを添えてみるだけで、きっとここで過ごす時間の満足度や特別感は、何倍にも色濃くなる、そんな気がした。
EDITOR’S EYE
築年数50年を越えているとは思えないほど、フロア構成や建物の造りなど、光る部分が多い建物。中央にある吹抜けのパティオを回遊する共用部や、レンガで構成された床や壁、区画入口のヴィンテージの木製ドアなど、語りたい魅力は盛り沢山。ぜひ見学した際にも様々な部分をじっくりみて頂きたい。