方南町オフィス|天井高3.5m900㎡超スケルトン空間
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LOCATION
場所は方南町。いつもご紹介するエリアからは少々外れるが、笹塚エリアのもう少し北側へと進んだ場所だ。環状七号線と方南通りが交わる駅周辺は多少チェーンの飲食店に侵食されてはいるものの、昔ながらの個人店が連なるアーケードの商店街という懐かしい一面も覗かせている。今回の物件はそんな駅前から笹塚方面へと環七を進んだところ。ロードサイド特有の開けた青い空とちょっぴりの物寂しさを感じる道すがら、周囲の建物より頭一つ抜けて聳え立つ、この大規模なマンションを見つけた。
SPACE
募集は100世帯ほどが入居するマンションの足元にある1-3Fの事業用区画。環七側の専用動線から室内へと入ると、そこはフルスケルトンとなった荒々しい空間が待っていた。意外にも、各フロア250㎡以上というまとまった面積があり、1-3Fのトータルでは900㎡を超えるなかなかのサイズ感。それに加え、1Fと2Fは天井高3.5mと高めで、縦にもしっかりインパクトのある空間になっている。さすがに面積が大きいこともあって、フロアの中でも印象がガラッと切り替わるという面白さも。低層階ということで、開口部のない奥側はシンとした薄暗さ。しかし、建物脇の駐車場側からは、ちゃっかり採光も確保できているため、意外な明るさを感じられ、かなり対照的な印象に感じられるだろう。そして、2Fと3Fに関しては、これでもかというくらい、小分けになったスペースがある。部分的には撤去も可能とのことだが、現状では、なかなかそのインパクトあるサイズ感を活かしきれてないのも事実。これでワンフロアがもう少し繋がったら、、、と妄想しつつ、期待を寄せている自分がいた。
HOW TO USE
荒々しく剥き出しになった躯体の雰囲気は、一般的なオフィス仕様ではほとんど見ることのない質感だろう。ここから綺麗に整えてスタンダードなオフィス仕様にするなら、敢えてこの物件を選ぶ必要はないと思える。せっかくこの空間を一から作り込むのであれば、荒々しさや無機質な質感をうまく同居させながら、オリジナルな空間を作ってみてはいかがだろうか。もちろん、家具の設置などを考えると、床の凹凸は整える必要はあるが、ところどころにある段差は敢えてそのままにして、ちょっとした目線の違いも活かしたレイアウトにしてみるのも面白い。荒々しい無機質な質感には、対照的な木の温もりを感じる家具やモリモリの植物を設置して、居心地の良さをプラスしてみるのも良いだろう。オフィスを構えるには結構躱したエリアのため、幸いにも坪単価は8,000円(税別)を切るというかなりリーズナブルな賃料設定も実現している。ランニングコストを抑えられる分、しっかりと室内を整え、気が済むまでこの空間を満喫出来るように仕上げてみることもできそうだ。
オフィスだけに限らず、フロアが分かれる分、ショップやスタジオなど、敢えてたくさんの要素を融合させて利用する。そんな風にこの空間を楽しみながら利用し、ワクワクする季節到来の南方の風ならぬ、このエリアからの新しい風を巻き起こして頂きたい。
EDITOR’S EYE
そんな風にこの空間を気に入って、このエリアを気に入って、、いつか上の住居区画の空きを見つけてしまったら、きっとスタッフ内でも争奪戦になってしまいそうだ。