大森海岸オフィス|色気漂う倉庫風1棟ビル
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LOCATION
場所は大森海岸。運河が近いこともあって、平和島のボートレース場やしながわ水族館など、海を感じる施設も多く点在しているエリア。駅の目の前には、片側4〜5車線とかなりワイドな第一京浜も走っていて、交通量も多く、ロードサイド特有の忙しなさも感じてしまう。それでも幅広な道路の分、空が広く感じられたり、どことなく潮っぽい風の香りなど、普段紹介しているエリアではあまり感じられない感覚がまた面白い。
今回の物件は、そんな第一京浜に面している。大森海岸駅から平和島駅方面へ進んだところに、黒いマスクのようなシックな外観が特徴のこの建物を見つけた。
SPACE
道路に面したワイドな開口部を持ち合わせたこの1棟ビル。しかし、実は室内に入るとワイドな開口部よりも奥行きの方がかなり長い空間になっていた。元々は、自動車関連の企業のオフィス兼ショールームとして利用されていたという空間は、建物裏側から車もそのまま入れ込めてしまうシャッター付きのガレージスペースや、整備スペースも備わっている。1Fの半分は無垢板の敷き詰められた温かみのある空間で、もう半分は黒いタイルのエッジの効いた空間という雰囲気の違う2つの空間が並んでいるのが、かなりユニークな印象だ。
そして、2Fに上がると、その1Fの空間とはまた異なり、鉄骨の躯体剥き出しで、モルタル床という倉庫風の色気のある空間が待ち構えていた。3m超の天井高に加えて、前面道路側の一面の窓からはふんだんに光が差し込んでいて明るく、清々しい。一角にはバーカウンターの様なスペースもあって、ちょっと陽が落ちてからの時間は、渋めの大人っぽい雰囲気でも利用できそうだ。その倉庫風スペースの奥には3つの部屋があったり、3Fにもしっかりスペースを備え、裏方的な利用も想定できる実用性もバッチリ。
1Fから3Fまで違うテイストでありながらも、経年の味と色気を内包しているためか、どこもかしこも、良いポテンシャルを感じ、ワクワクが止まらない空間だった。
HOW TO USE
3F建で170坪の1棟ビル。渋谷や表参道周辺のエリアであれば、とんでもない賃料になってしまいそうな稀少な物件ではあるが、少々躱したこの大森海岸では、坪単価11,755円(税別)とリーズナブルにさえ感じてしまうほどの賃料設定。他のエリアで検討していた予算の設定に対して、広さは2倍以上確保できるとなれば、敢えてこの場所を選び、予定していた利用方法だけでなく、あれもこれもと夢を詰め込んで利用してみるのも良いだろう。
例えば、広いスペースを利用して家具や洋服、雑貨に植物など、この1店舗でライフスタイルに必要なものが全て揃う様なショップもできる。飲食店も可能とのことなので、ショッピング中の喉を潤すドリンクを出したり、小腹を満たす食事の提供なども可能だろう。そんなショップを構えつつ、3F部分にはオフィススペースまで設けられるとなると、お店の状況もすぐに確認でき、フィードバックもスピーディにできそうだ。
この物件を検討するにあたり、まずはスタッフ全員からやりたいことをヒアリングして欲しい。もしかすると、それぞれの夢が全部叶ってしまうほどのキャパシティを備えている空間、ここ大森でどうぞ。
EDITOR’S EYE
エアコンやトイレ、照明などの設備もあるが、全て残置物なので、整備やテコ入れは必須だろう。それでも、そんな部分を度外視しても楽しく利用できる物件には間違いないので、エリアを飛び越えても、一度見に来てみてはいかがだろうか。