外苑前オフィス|ルーフバルコニー付き3面採光空間
EDIT
>>LOCATION
外苑前駅から徒歩2分。歩道が広くなったスタジアム通りはとても気持ちが良く、その先に待つ神宮球場や国立競技場への期待に胸が膨らむ。…のはずなのだが、そんな高揚感を楽しむ暇もなく、あっという間に到着してしまった印象が強い。通りから少し右側の奥まった場所に、隠れるように建つこのビルを見つけた。
>>SPACE
BAR、クリニック、エステ、オフィス、など入居テナントの顔ぶれは様々。1987年築ということもあり、それなりに年季の入ったエントランスからエレベーターを上がる。正直に言えば、この時点で何かに期待出来る人は少ないだろう。しかし、こちらには勝算アリ。
スタジアム通りから奥まったところに位置している関係で、駅チカというのが信じられないほど室内は静かで落ち着いている。さらに、東向きの大きなルーフバルコニーの先には神宮外苑のいちょう並木まで目に飛び込んでくるという贅沢さも持ち合わせている。写真で見て取れるように、タイルカーペットに蛍光灯と、ごくごく一般的なオフィス仕様にも関わらず、明るくて風も抜けるとても気の良い空間。天井と床に少しだけ手を加えれば、抜群のオフィスが出来上がるんじゃないかと思える、ある種掘り出しモノといえる良い物件だった。
ということを予想してこのビルに足を運んだ僕を褒めてほしい。笑
>>HOW TO USE
明るくて風も抜ける、とお伝えしたが、それは何故か。つまり予想の根拠は何だったのかという話なのだが、それはこの区画が”4Fにある”という事実に尽きる。
他の区画にはない大きなルーフバルコニーに加え、4Fまで上がった途端に周りを囲むビルの頭を飛び越え、すべての窓からの視界が抜けて日が入りだすのだ。それにより、3面採光のメリットが突如として浮かび上がってくる。ドアを開けた瞬間から明るいため印象が良く、風も抜け、窓の先には緑を望める。
バルコニー横の飛び出したスペースをMTGルームにすればアイディアに困ることはないし、お客様にも喜んでもらえるだろう。はたまたラウンジ仕様にすれば雑談に花が咲き、スタッフの仲はより深まるはず。ふと横を見れば、目の前が開けたバルコニーで取引先と笑いながら電話をしている社長がいる。(どうやら商談は上手くいっているようだ。)
”4F”という最後のピースがすべての要素をつなぎ合わせ、そんなイメージを具現化してくれそうだ。
EDITOR’S EYE
伊藤忠本社ビル〜いちょう並木〜絵画館前広場〜神宮球場〜秩父宮ラグビー場と、建物周辺では大規模な整備や建て替え工事が、2036年の完成を目指して進められている。入居後しばらくは騒がしいかもしれないが、神宮外苑が新しくなっていく様子を、ぜひ目の前で体験してみてはいかがだろうか。