外苑前オフィス・ショップ|カフェ居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
南青山3丁目交差点といえば、元ベルコモンズの後に建てられたthe ARGYLE aoyamaやFRANC FRANCなど、ランドマーク的な建物の多い場所。そこからキラー通りを西麻布方面へと進んだところにあるスキーショップジローも半世紀を超えてこのエリアを見守る重鎮的な存在だ。そんなジローのすぐ隣。真っ黒な外観が、周辺のランドマークにも負けない異質な存在感を感じさせる、この建物を見つけた。
>>SPACE
少々雑多な建物入口からエレベーターで募集の6F区画へ。そこは真っ黒で怪しげな印象の外観からは少々意外なカフェの居抜き空間になっていた。
エレベーターホールを隔てる扉を入ると、白く塗装された躯体現しの天井に、2方向の窓から陽が差し込んでいて、爽やかな印象。経年で擦れた板張りの床なども良い味を出していて、キラキラし過ぎていない落ち着く時間を過ごせそうな空間だった。カウンターの裏側にはこのサイズのカフェとしては意外なほどしっかりとした厨房設備も並んでいて、提供される料理も本格的だったことを想起させる。
飲食店以外の利用の場合には、厨房設備は不要かもしれないが、その他の内装はシンプルでハマりやすく、現状を活用しつつ、様々な利用方法を考えられそうな良空間だった。
>>HOW TO USE
カフェの居抜き空間となると、おそらく大多数の人はそのまま飲食店として利用することを考えるのではないだろうか。厨房設備まで残されている現状であれば、初期投資はほとんどいらず、スムーズなオープンをイメージしやすい。しかし、この物件、実は管理費込坪単価が@23,856円(税別)とこのエリアとしては抑えめな設定で、事務所利用も十分射程圏内に感じる。それならば、カフェの居心地良い内装をそのまま活かしつつ、オフィスとして利用するのも良いだろう。
現状スペック高すぎの厨房レベルを、キッチンレベルにスペックダウンしつつ、その分オフィスとしての機能を追加する。オフィスと元カフェのバランスをとりながらも持ち前の雰囲気の良さなどは生かし、充実したキッチンのあるオフィスを楽しむ。時にはランチ、夜は有志により好きなだけオフィスに入り浸る。働くというシーンを超えて、食、呑む、コミュニケーションを活性化できたら、普通のオフィスにはないアイディアや絆が、当然生まれてくるのではないだろうか?
EDITOR’S EYE
現在4F,5Fも同時に募集中。4Fはエステサロンの居抜きだが、壁の撤去なども相談可能。5Fはスケルトンのため、内装工事は必要ではあるが、味のある躯体が良い雰囲気。もう1フロア借りてしまえば、この元カフェをこれからもカフェとして利用しつつ、オフィス+カフェというフォーメーションで活用することも可能だ。