中目黒オフィス|4面採光のスケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
中目黒駅から線路に沿って目黒川方向に。賑わう高架下や東急ストア、そして、元々は隠れ家的だったが、もはや人気店となって全然隠れていない「Na Camo guro」などを横目に捉えつつ、このエリアでもはや老舗とも言える存在感のカフェ「FRAMES」に辿り着く。ここはまだ駅前感覚が残るが、いつの間にか視線の先には桜並木を目印とした目黒川がすぐそこに。便利さ、中目らしい賑やかさ、そして中目ならではの目黒川ロケーション。そんな全部が集まったようなここに、この空間を見つけた。
>>SPACE
FRAMESの真上の空間がこちら。元々は信用金庫が入っていたという話は、二度見ならぬ、「えっ?」と二度聞きしてしまった。このロケーションと1FのFRAMESの存在から、そんなお堅めの前入居者は想像しにくいだろう。そして今やその空間も、しっかりとしたスケルトン空間。印象としては、その状態にも関わらず、どこか清潔感があり、まっすぐ伸びた梁が、空間をスマートに引き立てる。(邪魔にならないようにと控えめに端の方に寄った様な、赤茶色の柱なんかも良い味を出している。)そして、南東向きの大きな開口部の窓はゆるくカーブを描いており、空間自体にしなやかさを生み出しているからなかなか優秀。おまけに1フロア1テナントということもあり、実はなんと4面採光。そんなこんながいっぱい集まり、通常、スケルトンという状況は入居する際にハードルとして感じてしまうが、この物件は、ここから作り込むことをポジテイブに盛り上げてくれる実力が備わっていた。
>>HOW TO USE
駅も目黒川も近いという立地の優位性が多分に影響していると思うが、この場所には長く腰を据えている入居者が多い。B1Fと1Fのカフェは、すでに20年前後営業しているようだ。その事実は、この建物の商業的価値を裏付けるようなものである。
もちろん、この空間自体は店舗での利用も可能だが、オフィスで利用するのはどうだろうか。明るくスマートな空間の印象を引き立てる様にアレンジを加え、どっぷりと中目に浸かり、中目を味わう様に楽しみつつ働く。周辺の飲食店を自分たちの行きつけの様に使いこなし、オフィス内外、街自体を自分のテリトリーとして活用する。いかがだろうか?今はまだスケルトンの空間なのに、容易に素敵なオフィス、働き方のイメージが広がるのは自分だけではないはずだ。
EDITOR’S EYE
窓際のカーブに沿ってデスクを並べれば、春には桜を眺めながら仕事ができる。アイドルタイムを狙って、普段はなかなか入れない人気のパン屋さんに小腹を満たしに行く。打ち上げの定番は当然Na Camo guroか串若丸だ。中目黒という立地ならではの、街も楽しみながら働く。皆さんも容易にできる、ここでの楽しい働き方をちょっと語ってみるのはいかがだろうか?