外苑前オフィス|外苑銀杏並木前 最上階居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
場所は外苑イチョウ並木。イチョウが9m間隔で植えられた約300mの通りは、ある種絵画の様な美しい景色を作り出している。現在は葉も落ちた冬の寂しそうな印象ではあるが、春から夏にかけて緑の葉が生い茂り、秋には黄色いトンネルの様な幻想的な景色を楽しむことができるだろう。今回ご紹介する物件は、そのイチョウ並木を真正面にしたベストポジションに立っていた。
>>SPACE
1964年に建築され、それ以降60年以上もイチョウ並木の真正面というポジションを守り続けているこの建物。今回の募集はその最上階6F区画。室内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、やっぱり目の前に広がるその景色だろう。真っ直ぐに伸びていくイチョウ並木の先にある絵画館までしっかりと見渡すことが出来る眺望に加え、並木よりも上は全て青い空。まさか東京のど真ん中で、こんな光景に息を呑むとは夢にも思わず、時間を忘れて撮影に熱中してしまっていた。
景色だけでもかなり満足感は高いが、室内の方に意識を戻すと、コンパクトながらも使い勝手の良い空間になっていた。2箇所の動線を確保した長方形の空間で、奥側の折れたところに水まわりがまとまっていたりと、レイアウトのしやすさも充分。状況としては、フローリング調の床に、レンガ風の壁など、少々個性も光る居抜きの内装ではあるが、それにプラスして建物裏手の南側の窓からはぬくぬくした陽も差し込み、穏やかな心地良さを感じられた。
使い勝手の良いスペースもさることながら、絶好の景色が横長の窓に収められ、常にそこにあるという、あまりにも贅沢な景色を楽しめる空間だった。
>>HOW TO USE
このイチョウ並木と青い空を感じられる眺望は、実はこの最上階のみに許された景色とのこと。同じ立地ではあるものの、下のフロアからは電線が見えてしまったりと、ここまで遮るものがないイチョウ並木の全景を眺めることができないという。それならば、より一層この空間と眺望の特別感を、日々満喫しながら働いてみたくはならないだろうか。多少内装のテコ入れは必要ではあるが、オフィス利用に関しては、部分的な補修や原状回復なども柔軟に相談が可能。内装はシンプルにスッキリと利用しつつ、より居心地を高められる様に、家具や植物などの配置にこだわってみたい。ただし、イチョウ並木側は打合せスペース兼ちょっとしたフリーのスペースなど、誰でも利用できる様にしておくのが平和に働くコツ?になりそうだ。
窓から見えるイチョウ並木の緑の成熟度や黄色に色づく様子、そして明治神宮外苑の花火大会など、この窓を介して季節の移り変わりを感じることが出来るだろう。そんな窓先の景色を堪能できる絶景オフィスで、ちょっとした優越感に浸りながら働いてみてはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
神宮外苑に関しては、神宮球場や秩父宮ラグビー場の再開発が予定されているが、このイチョウ並木についてはそのまま保全されるそうなので安心してほしい。