表参道オフィス・店舗 | 天井高4.5mスケルトン空間
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LOCATION
忙しなく人や車が行き交う青山通りから、骨董通りに入り込む。少し細めの歩道を遠慮がちに進みながらも、変化の早い割に “骨董通り”という変わらないネーミングとのギャップを楽しむ。最近では不思議とメガネショップが多いなぁと思っていたら、賑わうセブンイレブンの脇にひっそりと構えるこの地下空間への入り口を見つけた。それはまさにEYEVAN Tokyo Galleryの横の建物だった。
SPACE
思ったより深く続く階段を下りると、そこには音のない静かなスケルトン空間が広がっていた。
階段が深く続く理由は明らかで、その空間の天井高は約4.5m。そして、荒々しいスケルトン空間の雰囲気そのままに、さらには歪な形状。しかし、それにより多くの死角が生まれることで、ミステリアスな要素が加わり好奇心を高め、ワクワクさせてくれた。
床や壁、天井に光を当てれば様々な表情が浮かび上がり、ドキドキとワクワクが混在していく。全ての光を消すと階段から差し込む地上の光だけが頼りになり不安がよぎるが、それを補って余りあるほどの期待が膨らんでいった。
今のこの怪しさ満点の雰囲気を踏襲して手を加えるのは最低限に抑えるのか、それとも目一杯に作り込んで全く異なる新たな世界を生むのか。どちらにしても、賑わう骨董通りから隠れるように潜むこの空間は、とにかくワクワクする気持ちを高めてくれるポテンシャルの塊のような空間だった。
HOW TO USE
前テナントは、水槽が特徴的なダイニングバーであった。シンプルに考えれば、今回行き着く先もそういった純粋な店舗利用になるのかもしれない。でも、ショールームやスタジオを兼ねたり、カフェやBarを兼ねたり。せっかくこのワクワクする空間に出会えたのだから、他では味わえない経験や体験を与える今までにないオフィスを作ってみるのはいかがだろうか?
正直この空間にはかなりクセがあり、一筋縄ではいかないだろう。だからこそ、この空間のポテンシャルをいかにパフォーマンスに繋げるかは、どれだけ深く考えられるかが勝負の分かれ目になると踏んでいる。地下という区間を生かし、ゆったりとした壁面に映像を流す。音も多少許容してくれそうなので、視覚的にも聴覚的にも楽しめる空間に。天井からはペンダントライトを長めに垂らし、空間内で明暗をあえて作ってみるのも色っぽそうだ。
深く降りる階段は、空間への期待を高める演出。その期待に応えるつもりで、深く深く潜って良いアイディアに辿り着いていただきたい。
EDITOR’S EYE
今回ご紹介するB1F区画は24時間利用可能な専用の出入口を持っているため、昼と夜の海が全く別の顔をしているように、異なる雰囲気やサービスを表現するのも良いかもしれない。入口や階段から世界観を演出し、人々をあっと驚かせることに期待したい。