南麻布SOHO|最上階 3面採光リビングのSOHO空間
EDIT
>>LOCATION
最寄りは広尾駅。1番出口を出て、見えるのは、暮らしに寄り添ったお店や飲食店が立ち並ぶ“広尾散歩通り”。その名のとおり、散歩がてらふらっと立ち寄りたくなる気持ちを抑え、この物件がある有栖川宮記念公園方面へ歩みを進める。物件が立つのは、有栖川宮記念公園至近の住宅地。園内の生い茂る緑から放出される気持ちのいい空気の恵みを受けるかの様な距離感の場所で、この建物を見つけた。
>>SPACE
募集は最上階3F、1LDKのレジデンスタイプの空間。ぐるっと一度室内を回ってみると、この間取りの秀逸さに気が付かされる。中央にあるトイレ&バスルームに沿う様に廊下が設けられ、リビングと個室への動線が明確で、使い勝手のイメージは湧きやすい。メインとなるリビングは、3面採光と壁が少なく、体感としてはゆったりめ。さらに、開口部から差し込む光はフローリングや壁に反射し、ナチュラルに明るく好印象だ。さらに、リビング横の部屋は独立したキッチンスペース。単にコーヒーや昼食を準備する場所としてだけでなく、コミュニケーションの促進にも寄与することだろう。そして、間取り中央のバス&トイレは天窓付きで、昼間にこそ気分転換がてらシャワーを浴びたいと思ってしまうほどだった。
リビングはもちろん、個室、キッチン、トイレ&バスルームまで窓が設けられ、4面どころか天窓も含めて5面採光。本来暗くなってしまうスペースも明るいため、とにかく居心地が良い。少々過剰かもしれないが、ホッとするような温もりや優しさすら感じられる空間だった。
>>HOW TO USE
照明が付いてなくてもしっかりと明るい空間は、毎朝自分たちの帰りを待っていると思えてこないだろうか。そう思えれば、空間からの“おかえり”の言葉が聞こえるかも?だから、例え朝一番に出勤しても、“ただいま”。続いて出勤するスタッフへの朝の挨拶は、“おかえり”と連鎖するのも、なんだか素敵ではないか。側から見れば、変わった挨拶かもしれないが、この空間が兼ね備える雰囲気が、そういう独自ルールを生む様にも思えたのだ。
少々妄想が膨らんだ話ではあるが、ベースの居心地の良さは申し分なく、この空間で過ごす時間は、利用するメンバーの繋がりを強くすることは間違いない。いい意味でラフに付き合える家族の様な関係性になれば、妄想ではなく、自然とそんな挨拶もいつか飛び交ったら素敵だ。
EDITOR’S EYE
本文でも少し触れたが、個人的に心が踊ったのは中央にあるトイレ&バスルーム。天窓から差し込む光を楽しむことができるこのバスルームは、夜よりも昼間にぜひ使っていただきたいと思えた。