千駄ヶ谷オフィス|新築 天高3m超え空間
EDIT
>>LOCATION
物件があるのは、新宿と渋谷の中間地となる北参道。明治通りを南北に行けばその2つの街へすぐにアクセスできてしまう距離感にも関わらず、このエリアはどちらのカラーにも属さず独特な雰囲気。背の高い建物がビッシリと並ぶ明治通り沿いの傍ら、1本入れば低層の建物が姿を現し、どこか下町情緒を感じる街並みへと変化する。そんなエリアにあるこの建物は、明治通り沿いで、両隣の建物に挟まれながら細く高く、伸びるかのように立っていた。
>>SPACE
2023年4月に完成した新築ビルで、現在募集となるのは3F〜6F、最上階10Fの複数フロア。エレベーターからダイレクトで室内に入ると、そこに現れたのは綺麗な四角形をした約12坪のコンパクトな空間。室内は、天井・壁こそコンクリート打ちっぱなしで表情はあるが、床にタイルカーペットが敷かれた、いわゆるオフィス仕様。それでも、天高は約3.1mと高めで、明治通り側は1面ガラス張りの光が差し込む空間と、小さくとも頼もしさを感じられた。設備に目を向ければ、カーペットとトイレがあって、エアコンがないというアンバランス感は否めないが、この面積であれば壁掛けで十分だろう。さらに現状の少々味気ないカーペットを質感のある床材に取り替えたとしても、費用は最小限に収まるはずだ。
“小さくとも頼もしい”はもちろんのこと、“小さいからこそ頼もしい”とも思える空間だった。
>>HOW TO USE
コンパクトな空間のため、レイアウトのパターンは少ないけれど、このサイズならではの距離感や一体感などの居心地の良さは十分感じられるだろう。そんなミニマルな空間の使い方もいいかもしれないが、現在複数フロア募集中のため、フロアを借り増しするという選択もぜひ検討して欲しい。プラスで1フロア、2フロアあるとなれば、単にゆとりを持たせるだけではなく、フロアごとに機能を分けることも可能。例えば、フロアごとに内装を作り替えて、カジュアルに働くフロア、集中して働くフロアなど、その使い方のバリエーションは広がっていくことだろう。
室内はシンプルでかつ、1フロアだとかなりミニマムかもしれないが、アイディア次第でそれは如何様にでもマキシマムに展開できてしまう。そんな居心地のいいマキシマムな空間であれば、例え少人数だったとしても業務効率はマキシマムに拡張していくはずだ。
EDITOR’S EYE
最上階10Fはバルコニーから、明治神宮の豊かな自然を望むことができる、かなりプレミアムなフロアだった。複数フロア借りるとなると、離れ小島感が出てしまうかもしれないが、それでもここはぜひ抑えていただきたいフロアだ。