広尾オフィス|会議室付き セットアップ空間
EDIT
>>LOCATION
場所は恵比寿駅と広尾駅の中間あたりの明治通り沿い。東京の主要道路であるこの通りは、常に車通りは忙しないかも知れないが、このエリアは街路樹に桜の木が植えられ、春はあたりをピンク色に染め、夏には緑が青々と生い茂ることで、歩道はどこかのんびりさも感じる。そんな明治通りを楽しみながら歩くこと数分。ベージュ色のタイル貼りのこの建物は、周囲の景色に溶け込むように立っていた。
>>SPACE
2024年2月にリニューアル工事が施された、内装セットアップ仕様。エレベーターで募集区画の3Fへ上がると、ナチュラルな雰囲気のエントランスが出迎える。エントランスを抜けると間仕切りが立ち、執務室とのセキュリティゾーンおよび、明治通り沿いに設けられた2つの会議室までの動線がしっかりと確保され、使い勝手の良さは◎。そして、執務室の内装はグレー基調のシャープでスッキリとした空間に、そこに差し込む光と印象はなかなかのもの。ベースとなる空間の機能性はgoodなので、あとは立地と窓先に桜並木を望むロケーションを意識しつつ、入居者ならではのキャラクターでアレンジする。そうすれば、自ずと自慢のオフィスになるだろうと夢が広がる空間だった。
>>HOW TO USE
“早春の候”。
まだ寒さの残る時期に用いられる時候の挨拶のひとつだが、春めきを感じ、待ち遠しくワクワクする様なタイミングで使われる。少々暖かみや色味を加えたいとワクワクさせられる空間はどこか春手前のようにも思え、この空間を表す言葉として個人的にはしっくりきた。故に春に咲く花の様、この空間に彩りというアレンジをおすすめしたい。例えば、現状のフロアタイルをベースとしながらもエリアによって、柄や材質を張り分けてみたり、リラックススペースなども設け、そこにはペンダントライトを垂らしてみたりなどのアクセントを。そんなインテリアの工夫に加え、何より人がさらにこの空間に加われば、立地的魅力とも更にうまく馴染み、更に見違える印象となるはずだ。
言うまでもなく、寒さを越せば自然と季節は春になり、建物前には綺麗な桜が咲き誇る。そんな毎年の楽しみもいいかもしれないが、長く過ごすオフィス空間だからこそ、毎日が春の陽気のような穏やかで素敵な時間となるように楽しんでみるのもいいのではないだろうか。
EDITOR’S EYE
内装のアレンジだけではなく、家具にもこだわってみるとより良くなりそうだ。
例えば執務デスクをずらっと並べるのではなく、一部カウンター席やソファー席など座る高さの位置を変えることで、視覚情報からまた違った雰囲気が感じられることだろう。