六本木オフィス | リノベ済みハーフセットアップオフィス空間
EDIT
>>LOCATION
最寄りの六本木駅からは5分ほど。行き交う多くの車や、立ち並ぶ飲食店。すれ違う人も多国籍な方が多く、古い商業ビルの並びに急に建設途中の大型のビルが現れたりと、ガチャガチャとした賑いのある六本木通り沿い。そんな道を西麻布方向へ進んでいくと、六本木ヒルズもすぐそこという距離感の場所に、このレトロ感を滲ませる建物が立っていた。
>>SPACE
ギザギザとした外観デザインや、渋いビルのロゴなど、レトロビル好きには結構たまらない見た目の建物。募集はその6Fと7F。50歳越えのなかなか年季の入った建物だが、室内は2024年9月に大掛かりにリニューアルされたばかりで、あらかじめ会議室やフォンブースなども備えられたハーフセットアップオフィス仕様になっている。この空間でなにより特徴的なのが、まるで宝石のようにカットされたレトロな窓。そしてその窓際だけ、一部床の仕様や天井の色を変えて、インナーテラスとして切り分けているところが面白い。それによって一つの空間の中でも、まるで雰囲気や印象の異なる空間が生まれていて、気分の切り替えなどにもちょうど良さそうだ。窓先には目の前に六本木ヒルズや奥には東京タワー、下には首都高を走り抜ける車の躍動的なシーンも。そんな六本木らしい風景を、このインナーテラスからゆったり望む時間がお気に入りになりそうな空間だった。
>>HOW TO USE
かつてこの建物が建てられた1970年代に、“窓際族”という言葉が生まれた。当時はネガティブな意味合いで使われていた言葉だったが、令和となればそのポジションは逆転。この空間では窓際は贅沢な場となる。執務エリアではガツガツ働きつつ、小休憩や簡単なメールなどは、このインナーバルコニーで。このエリアは皆の癒しの場所。そこにはソファやヨギボーなどを置いて、陽だまりの元でみんなリラックス。窓先にはヒルズや東京タワーがチラチラと目線に入り、夜にはライトアップされて色気ある夜景へ。その窓際で、夜は仕事終わりにお酒を嗜みながらたわいもない話で花を咲かすなんて日々も楽しいじゃないか。そんな風に仕事と癒しの場をうまく備えたこの空間が素敵。また、敷金・礼金なしというイニシャルの手軽さもこの物件の大きな魅力。元手が大きく抑えられる分、代わりに執務室の床を無地や素材感のいい物に変えたり、ちょっと奮発してこだわりの家具で全体を揃えたりと。そうやって空間のさらなる向上に投資していくことで、よりこの空間の底上げと、この窓辺の存在感もより際立たせる事ができるのではないかと感じた。
EDITOR’S EYE
ハーフセットアップや、最低限に抑えられた初期費用のパフォーマンス力など、入退去の手軽さを備えた、今どきらしい物件。それも六本木ヒルズ向という立地で、建物のいい感じにビンテージな風合いのある趣き。スタートアップ企業やサテライト需要など、何かと身動きが取りやすい方々向けの空間という印象だろうか。