代官山オフィス|築浅セミスケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
代官山駅東口から徒歩3分。静けさが感じられる住宅街には、お洒落なカフェやセレクトショップが立ち並ぶ。落ち着いた雰囲気の中でショッピングや食事を楽しむことができ、洗練された大人の街という印象を受ける。ご紹介する物件は、そんな住宅街の中。奥まった敷地に立つこの建物は、両隣の建物に挟まれる形でちょこんと顔を覗かせていた。
>>SPACE
コンクリート、アルミパネル、窓と3つの異素材をあしらった外観デザインは、両隣の建物の隙間からでもそのこだわりが十分に感じられる。募集は2Fの一区画で、スケルトンからオフィス仕様へと変更されたばかりの清潔感ある空間だ。
室内は、シンプルでありながら天井や一部壁面がコンクリートで、元スケルトンという面影がチラリと覗くシックな雰囲気。そして何より住宅地の旗竿地ともあって、室内は蝉の声が消えた夏の夜のように静かで居心地が良い。シックな内装の雰囲気も相まって、少々閉塞感を感じてしまうかもしれないが、そこは安心して欲しい。東側の窓先を覗けば、真っ直ぐ遠くまで景色は抜けて、さらに陽の光もしっかり差し込むため、十分心地良さを感じられるはずだ。
建物の影に隠れた控えめな建物であるが、ほどよい籠り感と気持ちの良い窓面を兼ね備え、穏やかに過ごせそうな空間だった。
>>HOW TO USE
奥まった地に人知れず立つ静かな環境や程よい籠り感は、誰にも邪魔されず自分達の世界に没頭させてくれるに違いなく、賑やかな都会では得難い環境ではないだろうか。根詰めて作業をするのもいいが、区切りのいいところで手を止めて、時には気分転換に散歩がてらカフェでコーヒーをテイクアウトしてもいいだろう。コーヒーを飲みながら、メンバーとたわいも無い会話をしたり窓先の景色を眺めたりすれば、デスクに向かっている時とはまた違った新しいアイデアが降ってきそうな気もする。
目立たず、ひけらかさず、コツコツ努力をし、花を咲かせる。そんな美学を体現できるような空間だと感じた。
EDITOR’S EYE
個人差はあるが、集中力の継続時間は約50分程度と言われている。根詰めて仕事ができてしまう環境ではあるが、生産性を上げるためにも適度な休憩を意識してとるといいだろう。