渋谷オフィス|無骨さ全開、すっきりとした雰囲気のスケルトンオフィス
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>>LOCATION
渋谷駅から宮益坂を登って表参道方面へ進む。その道中は飲食店がずらっと肩を並べ、少々雑多な雰囲気を感じることだろう。しかし宮益坂上交差点に着く頃には、すっかり雰囲気も変わり、視界も一気に広がって、開放的な気持ち良さを感じることができる。そんな街の雰囲気の移り変わりを感じながら表参道方面へと進むこと少々。渋谷駅と表参道駅の中間ぐらいの場所でどっしりと構えるこの建物を見つけた。
>>SPACE
元々オーナーが使っていた9Fの1区画が募集となった。室内は一言で言えばTHEスケルトン。ただ、想像していたよりも良い雰囲気で、事前情報から高くなっていた期待を簡単に超えてきた。
その空間は、奥側と手前にざっくりと2つに分かれた状態。床は配管が見える凸凹状態で、壁には無数の接着剤の跡と当時の大工が残した指示の殴り書き。そんな無骨さ全開でありながら、やけにピカピカした新品のエアコンなどの設備たちがうまく共存しており、見た目はスケルトンだけど、匂いは新築のようで、なんだか新しい感覚だった。そんな中、個人的に一番良かったのは、スケルトンなのに、妙にすっきりとしていたところ。特に奥側の空間は青山通り側に大きく窓面が取られているから、陽も入って明るいし、窓先からは青山通りを真っ直ぐ見渡すこともできて、なにより窓先に視線を遮る建物もないから、開放的でとことん気持ちがよいのだ。
この空間はスケルトンでありながらも、室内の良好な雰囲気、ロケーションや眺望、真新しい設備を兼ね揃えた土台の整った物件ともあり、これからどんな風に変わっていくのか、期待が膨らむ空間だった。
>>HOW TO USE
渋谷を中心とするエリアにおいては、実はスケルトン空間が大好きなスケルトン信者は多いのではないだろうか。ただ実際のところ、入居することを考えた時に、内装コストのハードルが高く、泣く泣く見送るという決断をする方も多いはず。だけどこの空間においては安心してほしい。繰り返しとなるが、こんな荒くれたスケルトン状態にも関わらず、この空間は全て新品の設備は用意されているし、さらには、オーナー側で内装費用をいくらか負担してくれることも相談ができるというので、信者にとってはまたとないチャンス。そうとなれば、スケルトンオフィスを実現するハードルも殆どなくなったようなもの。あとは、THEスケルトン状態の素地の良いところを活かしながら、しっかりと好みのスケルトンオフィスを作れれば、信者としては本望だろう。渋谷と表参道の間で、ロケーションも眺望も良し。そんな、明るく気持ち良い大好きなスケルトンオフィスならば、仕事だって夢中になれるのではないだろうか?
EDITOR’S EYE
ちなみに、この立地で坪単価は20,054円(税別)とリーズナブルなのも魅力の1つ。初期コストと併せ、ランニングコストも軽減できるなんて、スケルトン信者じゃなくても狙い目なのでは??