南青山SOHO|広々LDKのレジデンス空間
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>>LOCATION
場所は南青山7丁目。最寄りは表参道駅ではあるが、骨董通りを抜けて、六本木通りを超えたあたり。六本木通りと首都高の忙しない印象とは打って変わって、住宅街が広がり、落ち着いた雰囲気のエリア。ちょっと歩けば、常陸宮邸の緑溢れる敷地があったりと、自然を身近に感じられることもこのエリアの心地良さを底上げしている様だった。そんな住宅街へ入って程なくして現れる広い敷地のコインパーキングの前に、シンプルな出立ちのこの建物を見つけた。
>>SPACE
ワンフロアに対して1区画のみとプライベート性もしっかり保護されたこの建物。募集の2Fは4LDKのレジデンス仕様の空間。メインとなるLDKは、46.9帖というサイズ感に加え、窓面も大きいこともありかなり広めに感じられるだろう。キッチンと後ろの戸棚までの距離が、通常の2倍ほど空いていることもあって、そんな広さがやけに強調されている様だった。4つある個室はそれぞれ大きさが異なるため、サイズの違うMTGルームや、集中するための小部屋にするなど、働く上での利用のイメージもすんなりとハマってくれるだろう。そして、各部屋を一通り見終わった時、ちょっとした違和感があることに気がついた。それは、玄関を入ってから、床も天井もほとんど凹凸がないということ。玄関は上がり框のないバリアフリータイプで、天井はエアコンや照明などが全て埋め込まれている。スッキリとした印象以上に、徹底したこだわりを感じるなかなか見どころのある空間だった。
>>HOW TO USE
南青山アドレスではあるものの、表参道周辺とは全く印象が異なり、商業性のない住宅エリア。そのエリアにあるこちらの物件は、贅沢なほどの広さを確保したレジデンスタイプ。そんな空間を利用するなら、オフィス物件のようにかっちりとしたデスクやチェアを置いて、固定席でせかせか働くという概念は沸き起こるわけもない。住居系の物件特有の居心地の良さをデフォルトに備えていることもあり、家具選びやレイアウトに関しても、どれだけ居心地の良さを追求できるか、この空間に入り浸ることができるかという視点で考えてみるのが良いだろう。ソファやラグ、そしてたくさんの植物。現状ダウンライトのみのため、所々にスタンドライトやフロアライトを設置して柔らかい明かりをプラスする。そうして造り上げた自分たちのテリトリーで仲間とじっくり仕事に向き合うことで、日々充実した時間になることは間違いない。
幸か不幸か来客の多い利用はNGという前提もあって、ある種絶対不可侵領域のようなこの空間。誰にも邪魔されずにこの空間で仕事に没頭してみてはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
レジデンス物件だけに、キッチンやバスルームなどもしっかりとしたスペックのものになっている。さらには、駐車場も1台空きありで、宅配ボックスも完備。なかなか充実した設備もあって、もはやここから離れらなくなって、家に帰る頻度が少なくならないようにご注意を!