千駄ヶ谷オフィス | メゾネットSOHO仕様空間駐車場付き
EDIT
>>LOCATION
最寄りの北参道駅からは5分ほど。明治通りと明治神宮に挟まれるように位置する千駄ヶ谷3丁目エリアの、少々奥深い立地にこの建物は立っている。周辺は落ち着いた住宅街という環境。住宅が立ち並ぶ中にも、周辺にはデザイン専門学校やアパレルショールームなどが程よく混じり合っていて、穏やかな環境とオシャレ感がうまく調和した、千駄ヶ谷らしい街並みが広がっていた。
>>SPACE
いい具合に年季の入ったタイル張りのマンション。ご紹介はその道路面&角部屋に位置する1F-2Fのメゾネット空間。1Fは50㎡ほどある広いLDKの作りで、2方向の窓によってうまく光を取り込んでいるし、窓を開ければ風もよく抜けていく。そして窓先に緑がチラチラと覗かせる感じも◎。また、どうしても暗くなりがちな中央には大きな鏡面が備えられ、それがうまく視覚や光反射させていて、空間全体が明るく感じられる仕掛けも面白かった。続いて中央のギラギラした螺旋階段を上った2F部分。こちらは3つの寝室やバスルームなど、生活機能がギュッとまとめられているような作り。1Fのような開放感はないものの、小分けになった部屋など、なにかと使い勝手が良くて機能的というメリットも。その2フロアに加え、さらに1Fの下には駐車スペースが付いているなど、地味に有難いポイントだ。
アプローチはどうしてもレトロマンションならではの哀愁感はあるものの、室内に入ってしまえばこっちのもの。室内は穏やかで明るく、レジデンススペースならではの体にフィットしやすい、居心地のいい空間だった。
>>HOW TO USE
使い方はイメージがし易いので、あえて多くを語る必要もないが、空間の雰囲気はより底上げができるはず。大きく手は加えずらいと思うが、例えばインテリアベースで、タイルカーペットやラグなどで床に色合いを加え、照明は暖色のペンダント系などに。家具類は木をベースとした素材感のあるものを置けば、この穏やかな空気の漂う空間をもっと活かせる雰囲気になるだろう。さらにこのエントランス部分にある大きな鏡。この視覚的な広がりなどをうまくレイアウトに組み込めば、より空間への面白みを作り出せるはず。また、これだけ大きい鏡があると、身だしなみや姿勢を気にしてみたり、今日はちょっと疲れ気味かな?とか、調子良さそうだなとチェックしてみたり、自分を俯瞰して見ることも習慣づくのではないだろうか?玄関から入ってすぐのところに陣取っているから、朝来た時も、日中の出入りの際にも、帰宅の際にも否応無しに自分の全身を見る強制的な習慣。そんな習慣を通じて、対外的な印象の向上だけではなく、自分自身のコンディションチェックや、意識向上も意識して、鏡の中の自分としっかりコミュニケーションしてみる。意外とこれってプラスに働くのではないだろうか?鏡の中の自分さん、今日もなかなかいい感じですよ。
EDITOR’S EYE
割と長い期間空室が続いてしまっている物件。でも実はその内部には見ての通りのいい空間を秘めていて、なぜかこれまで決まらなかったのかと不思議になる物件だった。まるで結婚適齢期を逃して、一歩が踏み出せなくなってしまったような感じか。。今回は改めてこの空間の存在や良さを伝えて、いいパートナーに出会ってもらいたい。そんなイントロデュースの場となればと思っている。