神宮前オフィス|最上階140坪居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
渋谷駅から明治通りを原宿方面へと進む。MIYASHITA PARKと並行して進んでいくと、雑多な印象の渋谷駅周辺からは、徐々にスッキリとした街並みへと移り変わっていく。MIYASHITA PARKの先には、春には桜の綺麗な神宮通公園など緑も多く感じられる場所もあり、ファッショナブルでありながらも落ち着きもあって、個人的に結構好きなエリア。そんな神宮通公園の目の前。1Fにセレクトショップが入居する、少々ギラついたガラス貼りのこの建物を見つけた。
>>SPACE
今回の募集は最上階の9F区画。室内は、前入居者が内装から什器までまるっと残した居抜きの状態だ。現状は大きく3つのゾーンに分かれた空間。ざっとご紹介すると、まず最初はバーカウンターや卓球台なども設置されたラウンジゾーン。ちょっとした打合せも息抜きもできてしまう、遊び半分仕事半分のスペースだ。次に登場するのが、緑のカーペットが公園の芝生の様なゾーン。靴を脱いで、床にそのまま座ったり寝転がっていたであろう、遊び100%とも思えるリラックス感がたまらないスペース。そして、最後にちゃんとありました、横並びのデスクにモニターまで残置された、仕事100%のカッチリゾーン。
さらに、そんな空間には期待以上の眺望も楽しむことができるというおまけ付き。建物正面側の窓からは、目の前が公園と山手線の線路ということもあって、広々とした空と抜け感、そして、代々木第一体育館のアーチ状の屋根までしっかり見える爽快な眺望まで備わっていた。
働くためのオフィスでありながらも、遊びのスペースが広く面積を確保し、眺望までも魅力的。メインはどっち?とも思えるユニークな空間だった。
>>HOW TO USE
オフィスでありながら、3つのゾーンに分けられ、ある種プレイパークの様にも思える空間ではあるが、その完成度としてはもっともっと高めても良い気がした。それぞれのスペースの世界観をもっともっと高めてみるという感じだ。カフェ風スペースは、質感を高めるために床材をフローリングにしたり、ゆったりとしたソファセットを追加したり、とことんカフェらしさを追及する。わざわざお店に行かなくても、コーヒーや時にはお酒を飲みながらディスカッションしたり、フリーアドレスで働ける場所にしてみたり。そして、芝生風スペースは、より芝生らしさを高めるために、リアルな人工芝に変えてもいいだろう。植物を多く配置し、よくあるベンチや遊び心あるアイテムを散りばめる。陽当たりも良く、外の青空を感じながら気持ち良くリラックスできるとなれば、思いがけないアイディアも生まれそうだ。執務スペース側は、敢えてガラスの壁で覆ってしまうなどして、隔絶した印象を出し、集中する時はしっかりと集中する場所にしてしまう。
1つの箱の中で、3つの世界観を楽しめる贅沢な空間。メリハリを利かせて、仕事も遊びも満足感を充分過ぎるほど感じられる、そんな場所を徹底的に高めてみるのはいかがだろうか?
EDITOR’S EYE
本来のプレイパークは、子どもたちが自分たちでやってみたいことを実現して遊びを生み出していく場。プレイパークでは、怪我をするのも自己責任という場所ゆえに、オフィスで遊び過ぎて仕事が手につかなくなるのも自己責任。。そこはメリハリつけて、しっかり取り組んで頂きたい。。。