表参道オフィス|天高2.9mのリノベーション空間
EDIT
>>LOCATION
青山通りからFound MUJIの脇を真っ直ぐ進んだ、神宮前5丁目の深いところ。青山通りの少々賑やかな印象も、1本入れば小洒落たショップや昔ながらの住宅も多くなり、次第に長閑な空気感へと変わる。このエリアは、1つ1つの通りごとに様々な雰囲気を持つ、歩くだけでも面白さを感じられる場所だ。今回ご紹介する物件はそんな神宮前5丁目の奥深い場所にひっそりと立っていた。
>>SPACE
元々オーナーの住居だった空間を、今回リノベーションによってオフィスへと変更したばかり。室内は事前情報を知っていたので、期待は勝手に膨らんでいたものの、そんな勝手な期待を余裕で上回る程の良空間だった。
高さ2.9mの高い天井に、視線が抜けるたくさんの窓、さらに耳を澄ませば木の葉が風に揺れる音も聞こえ、その居心地は、まるで別荘さながらの心地良さ。そんな空間のポテンシャルを活かすように、内装はスケルトン天井にモルタル床と、いたってシンプル。少々クールな印象を感じる人もいるかもしれないが、ガラスブロックやその先に見える琵琶池の緑が、空間を優しく印象付けていて、その内装とのギャップも魅力と映るはずだ。一度冷静になり、こんなに褒めちぎっていいものか考えたが、この空間はそれぐらいの熱量でも、問題ないくらいの良空間と胸を張ってお勧めできる。
>>HOW TO USE
この建物の住居としての活躍は、言わば1st Season。そう考えれば、今回の思い切ったリノベーションにより、オフィスとしての2nd Seasonが始まったとも言えるだろう。そして、その新Seasonは傑作となりそうな予感がヒシヒシと感じるのは自分だけではないはず。
リノベーションによって住居時の細かい間仕切りが撤去され、ワンルームとなったことでこの空間は大きく化けた。もとより多かった窓が、壁がなくなったことにより一面にパッと見渡せて、爽やかで清々しさを纏ったからだ。空間のデザイン的にもこのままでも十分カッコいいので、内装はそのまま使ってみても良いし、一部フローリングを敷いてアレンジを加えてみて温かみを加えてみるのも良いだろう。この場所で始まる新Seasonの主人公として、仲間と一緒に、最高のスタートを切ってみてはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
空間やロケーションはもちろん良いが、条件面もかなりワクワクできるだろう。もはや多く語る必要はないが、1つしかない特等席のため、アクションはお早めに。