表参道オフィス|5フロア構造の1棟物件
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>>LOCATION
表参道交差点の南側に広がる南青山5丁目。みゆき通りや骨董通り、青山通りと表参道エリアを代表する通りに囲まれている場所だ。限られたエリアの中ではあるが、ヴィンテージマンションや小洒落たショップ、カフェも多く立ち並び、通るだけでも楽しむことができる。ご紹介する物件は、そんな南青山5丁目でも洗練され統一感のある建物が並ぶ、個人的にも好きな通りの一つ。アパレルのTheoryとBAPEXCLUSIVE青山の間にひっそりと立っていた。
>>SPACE
コンクリートの構造躯体にガラスをうまく掛け合わせ、透き通る気持ち良さと力強さの両方を同時に味わうことができる建物。建物内にはスキップフロアを含めた5フロアの空間が広がっていて、吹き抜けの階段を中心に各フロアが緩やかにつながっているので自然な一体感が生まれている。
メインとなる1Fと2Fの天井高は最大で4.5m。正面と側面の2面がガラス張りのため、細長い間取りでも圧迫感はなく、むしろ開放的で気持ちがいい。そんな中でも特に目を引かれたのは、2.5Fのトップライトから差し込む光。スポットではあるものの、光はコンクリの躯体を照らし、高い天井と広がる視線の先にちょっと顔を覗かせる青空が、なんとも言葉では言い表せない光景だった。そんなこともあって、撮影前に感じていた期待値は裏切られることもなく、むしろ立地や外観、空間の良さで一気に期待を超えて、素直に魅力的な建物と思わせてくれた。
>>HOW TO USE
この建物と出会ったときに、かっこいいと思うと同時にある種の潔さを感じた。それは建物がコンクリとガラスだけ。と余計なものを入れない潔さがあるのに、美しくも男らしく、そして堂々としていたから。
撮影中はせっかくだから何か面白い使い方がないか色々考えていたが、やはりこの立地だから、店舗やショールームとして本来あるべき姿で真っ向勝負を仕掛けてみるのが正解なのだろう。間口は狭いながらも建物の存在感はあるから、躯体の素材を活かしつつ自分たちの色へ少し空間を整える。建物としての個性も十分に際立っているので、下手な小細工とかはせず最小限のアレンジでもしっかりと主張はできるはずだ。
潔よくもこんな男らしい物件ならば、とことんカッコよくスマートに力強く、渾身のど真ん中ストレート勝負に出てみてもいいだろう。
EDITOR’S EYE
周辺にハイブランドが並ぶこともあって、この場所に拠点を構えることはステータスへと直結するだろう。そんなステータスを誇りしていれば、働くスタッフたちも自信がついて自然とパフォーマンスが上がるだろう。