麻布台オフィス|眺望抜群、築浅オフィス
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>>LOCATION
場所は港区麻布台の飯倉片町交差点。見上げれば平成元年に計画が始まった住居やオフィス、ホテルや商業施設など様々な機能を融合させる、虎ノ門・麻布台プロジェクトもいよいよ完成に近づいていることがわかる。今回紹介する建物の裏ではそんなプロジェクトが進んでいたり、おまけに東京タワーも見えたりと、自然と目線が上へ行きがちである。そんな中に、高さはないものの不思議と目を引くこの建物はある。
>>SPACE
今回の募集は7Fの最上階区画。正直最上階というだけでワクワクする人も多いだろう。そんなワクワク感で7Fに上がると、そこには抜群の眺望と、一面に広がる窓から光が差し込む空間が出迎えてくれ、思わずおぉ!と声が出た。
室内はいわゆるスタンダードなオフィス仕様ではあるが、通常の状態で天井高は2.7m。若干トリッキーにも感じるR状の間取りや3つの円柱はレイアウトを組むのに工夫は必要だが、うまくハマった際には個性あふれる唯一無二な空間になることだろう。そしてなんといっても展望台から見渡しているかのような、ここからの景色は特別なものがある。下を覗けば首都高と飯倉片町交差点の活気が。目線を前に送ると存在感のある六本木ヒルズとフェラーリのショールームがあり、そして少し上を向くだけで青空が一面に広がっていて、ここで働きたいと素直に思える空間だった。
>>HOW TO USE
横を走る首都高や外苑東通りを使う人であれば、この建物が気になったことがある人も多いはずだ。外から見るとまるでステージのようにも見えるこの空間は、圧倒的な存在感を放つ東京タワーには及ばないが、なかなかのポテンシャルの高さを感じることができる。オフィスとして使いつつも、遠目からでもわかる視認性を活かして広告塔の役割を担うこともできるはずだ。すんなり目に入るからこそ、空間を作り込んで、より注目を浴びてみるのもいいのではないか。空間に力を入れるほど、働く自分たちの満足度も上がるし、注目度を高めることができれば、本当の価値や魅力をを知ることができるはずだ。眺望と視認性、他の物件にはなかなか無いこの2つの魅力を持つ空間を味わいながら働いていただきたい。
EDITOR’S EYE
撮影した日はちょうど猛暑日だったが、建物の裏側にある麻布小学校のプールが涼しい気持ちにさせてくれ、暑さなんか関係なかったあの頃を思い出すことができた。