渋谷オフィス|視認性の高い1-2Fメゾネット空間
EDIT
>>LOCATION
大規模な再開発が続いている渋谷駅周辺。ここ数年での変化は目覚ましく、かつての「若者の街」から少々「大人な街」へと様変わりした印象に感じる。そんな再開発の流れを受け2020年に誕生したMIYASHITA PARKは、新たなカルチャースポットとしてだけではなく、渋谷と原宿の回遊性をより高めるHUBとしても、重要なポジションを確立したと言えるだろう。
そんなMIYASHITA PARKの中央あたりから高架下を潜ってすぐの場所。タワレコやPARCOへと向かう道の途中に、一見すると見逃してしまいそうな控えめなビルが立っていた。
>>SPACE
募集は1-2Fのメゾネット区画。あっさりとしたビルの印象に対して、1Fは道路に面してガラス張りで主張のしやすい路面区画で、この空間の入居者によって、ビル全体の印象は大きく変わりそうな重要なポジション。そんな室内はスケルトンの空間ではあるものの、比較的素地の良さが見える良空間。3m程の天井の高さに加え、この空間の最大の特徴とも言えるのが、道路面だけでなく、MIYASHITA PARK側も一面が窓になっているということ。1Fからはモサモサとした緑が目の前を包囲したかのような長閑さすら感じる目線。それに対して、2Fからはそんな緑と併せて、電車が走り去る様子とともに、その奥にMIYASHITA PARKが伸びる、少々カオスな目線を楽しむこともできるのだ。
線路脇にあって外からは緑に埋もれて目立たない隠れたポジション。加えて、高架下のグラフィティやスケルトンの室内のアングラ感からある種の基地感を漂わせている。そんな隠れ家的な場所であり、レアな方向からの電車やMIYASHITA PARKを眺めながら働くことができる空間だった。
>>HOW TO USE
駅前の再開発もさることながら、MIYASHITA PARKの誕生やカルチャースポットとしてリニューアルしたPARCOの存在によって、人の流れも価値観も渋谷駅周辺から広がった様な印象。この建物がある場所は、そんな渋谷のニューカルチャーを発信するMIYASHITA PARKとPARCOを繋ぐ通り沿いにある。その気になれば、すぐに様々な情報や感覚的な刺激をインプットでき、ある種ここにオフィスを構えることがそのままマーケティングにも直結している様にも思えた。しかし、この空間はそれだけで終わらない。道路面や線路側に対してガラス張りで視認性は高いため、外へ向けたアウトプットまで可能なのだ。
線路脇にひっそりと佇む隠れ家的なポジションでありながら、手を伸ばせば、日々更新される生きた情報を掴むこともできるだろう。そんな情報や刺激をいち早くキャッチできる渋谷の前線基地の様な空間に拠点を構え、次なる変化を狙ってみるのはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
ご存知だろうか、この物件のすぐ近くの高架の壁にはつい先日まで有名な路上芸術家であるインベーダーの作品「鉄腕アトム」があった。インベーダー自身も完成時に「masterpiece!(傑作)」とSNSで投稿していた程の作品で、渋谷で目にした方も多いはずだ。突如撤去されてしまった理由は不明だが、やはり当たり前だと思っていたものがなくなるのは少々寂しさがある。