六本木オフィス | 六本木駅1分、リノベ済み空間
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>>LOCATION
六本木ヒルズや東京ミッドタウンなどが立ち並ぶ、言わずと知れた六本木界隈。常にどこかで大規模な開発がされているような、移り変わりの激しいエリアで、昔からの街並みが消えていく寂しさはありつつも、また次の時代を象徴するような街並みが誕生していく姿は常に刺激的だ。そんなエリアの中心にある六本木駅からは、歩いてわずか1分ほどの六本木通り沿い。ちょうど築50年を迎える古ビルの上層階に、この空間はあった。
>>SPACE
2022年の2月にリニューアル工事が完了したばかりのこの空間。93坪ほどの広々としたワンルームで、真南に面する窓からは陽もよく射し込み、窓先を覗けば颯爽と車が走り抜ける首都高を見下ろすこともできる。そんな目の前に首都高があるとは言え、室内にいるとそれほど外の音も気にならず、むしろポカポカと陽を浴びた穏やかな雰囲気といった空間だ。写真の通り、室内はコンクリートの素地表しのスケルトン仕様&オーソドックスなオフィス仕様という、特徴的なツートーン仕上げ。もちろん、これには狙いがある。スケルトン仕様の明るい南面は、最高天井高3200mmという天井高を活かしてショールームやオフィスの顔として映えさせつつ、実際の作業は機能性重視のオフィスエリアでしっかり賄うようにしている。デザインと機能性を兼ね備えたハイブリッド仕様という感じだろうか。窓面にはミドルサイズのミーティングスペースが備わり、反対のオフィスゾーンの奥には2つのPHONEブースまでセッティングされている。もうこのままでもすぐ入れるし、これをいじって着色してもいいという、なにかと使い勝手のいいベースの整った空間だった。
>>HOW TO USE
今回、実はこの7Fだけではなく、建物1棟フルリノベを行っている。今後、他のオフィスフロアやシェアオフィス、1Fにはカフェバーなども続々とオープンし、さあこれからビルの第2の人生を楽しもう!と言わんばかりの状況だが、実はそんな意気込みとは裏腹な残念なお知らせが。。今後このエリア再開発が計画されている関係で、今回は3年間限定の募集となる。正直、そんな短期間のためによくもここまで・・という印象だが、そんな短くも聞こえる3年という期間。例えば青春時代の3年間がとても濃密だったように、きっとこの建物にとっても最後の青春時代なんだと勝手に解釈すれば、今回の無謀とも言えるこの挑戦も、ある意味やりたい事を最後までやりきっていて、むしろ清々しくさえ思えた。
そんな建物の最後を共に過ごす今回の募集。期間の区切りがある分、原状回復という煩わしいものから解放され、貸主から200万の内装補助費までもらえるという特典まで付いている。もちろんそれだけでは大きくイメチェンできないので、できる範囲で予算を追加して、このベース空間を自分達のカラーでガッチリ彩って頂きたい。短い期間だからなるべく費用をかけずに大人しく。という考え方もあると思う。しかし、この建物のようにチャレンジ精神をもう一度思い出して、最後の青春時代を一緒に楽しもうじゃないか。
EDITOR’S EYE
本当に3年しかないの?と疑いたくなるほど、全体を絶賛工事中の建物。1Fのカフェなどがオープンすればかなり雰囲気も良くなりそうだし、他のフロアも続々オープンすればビルの雰囲気もかなり増しそうだ。きっと一時的に話題となる建物となるだろう。