恵比寿オフィス|リノベ済 眺望良好空間
EDIT
>>LOCATION
恵比寿銀座通りを抜けて続く緩やかな観音坂。この坂道を道なりに進むと、深い住宅街に入っていくこともあって、駅前の賑やかさや華やかさとは違い、穏やかな空気感が流れている場所だ。駅からは徒歩で5分少々で、そんな静かな住環境が整っていることも、恵比寿が人気である所以なのではないだろうか。
そんな落ち着いたエリアにあって、高台のレトロマンション群の中に紛れ込む様に、あまり主張せずに立つこの建物を見つけた。
>>SPACE
少々こぢんまりとしたエントランスやレトロさ全開の共用部など、若干の不安を感じながらも募集区画の最上階へ。室内に入ると、そんな不安はあっという間に吹き飛んでしまう光景が待っていた。
高台に位置する最上階ということで眺望は抜群、さらに窓の大きさやバルコニーの鉄柵によって視界の抜けはすこぶる良い。まさに爽快とも言えるほどの抜け感に、思わず「おっ!」と声が漏れていた。室内に関しては、元々住居仕様だった2区画を繋げ、フルリノベーションした空間。無垢フローリングや、インダストリアルな棚や建具、照明など元々持っている雰囲気に、経年の味が加わって、統一された全体の空気感も◎◎◎。個性的な斜めの仕切り壁など、少々レイアウトの悩ましさを感じたが、気がつけば「動線も2つあるし、そんなことはちょっと工夫すれば良い」と自らに言い聞かせる自分がいた。そう、入ってわずかな間に、しっかりこの空間を大好きになっていた。
>>HOW TO USE
落ち着いた立地にあって、リノベーションされた雰囲気の良い空間。この斜めの仕切り壁が無く、スッキリとした空間だったなら、さらに良かったと思えるかもしれない。しかし、遊び心のあるその壁によって区切られた個室は、打合せやミーティングスペースとして利用もしできるし、何よりも一度視界を遮られることで、より窓先の眺望とその開放感を際立たせてくれている様にも思えた。
この空間においては、絶対的とも言える眺望と抜け感という要素。撮影日は生憎の曇り空であったが、これが晴れていれば、底知れぬ青色が広がっていたと想像してみて欲しい。もはや、それだけでも充分すぎるほど、この物件を借りたいという気持ちが芽生えてこないだろうか。むしろ個人的には、“食べてしまいたい!”ならぬ、“住んでしまいたい!”とさえ思わせられるレベル。そんな最上級の褒め言葉も出てくるほどのこの空間で、最大限景色を楽しみながらも働けるスタイルを考えてみるのはいかがだろうか?
EDITOR’S EYE
管理組合の判断によるが、元々住居がメインという建物ということもあって、来客の多い業種はNG。原則はオフィスとして、この眺望をスタッフと分かち合いながら働いてみて頂きたい。