渋谷オフィス|共用ラウンジ 屋上テラス付き物件
EDIT
>>LOCATION
再開発が進み、めまぐるしく変化している渋谷駅周辺。長年、渋谷ストリートの象徴として愛されてきた宮下公園もミヤシタパークとして生まれ変わった。渋谷と原宿間の回遊性も高まり、新たなカルチャースポットとして、賑わいを見せている。
そんなミヤシタパークから神南方面へ。高架下を潜ってすぐの交差点角に、タワレコと背比べするように建っている、1Fにメキシカンダイナーがある建物を見つけた。渋谷駅から建物までは、神宮通りをまっすぐ進むだけなのだが、新たに盛り上がりを見せるエリアからのアプローチによって、立地を含めた魅力が伝わる空間に辿り着くことが出来る。
>>SPACE
以前は映像関係の企業が1棟で利用していたこの建物。各フロアは仕上げこそ異なれど、内装はコンクリート躯体の雰囲気を活かした壁面や床に、天高が確保されたスケルトン天井と、あまり造り込み過ぎておらず、妙に好感が持てる空間だ。
各フロアそれぞれ個性ある現状をベースにしており、今回募集の6Fも言わずもがな。床や天井を白ベースに一新したスケルトン仕様空間で、200㎡越えのがらんとした大きなワンルーム。シンプルさが売りで、万人受けする空間だろう。躯体剥き出しの床/個室の黒い鉄扉がどことなくメンズライクな印象の7Fは、ミーティングルームが3部屋にフォンブース付きと、すぐにでも利用できる様な整った状態だ。バリエーションに富んだフロアの連続に、撮影の際には、階を変えるごとに次はどんな仕様なのかと期待感が高まっていた。
さらに最上階となる8Fに上がると、スペシャルな共用ラウンジが待っていて、一気にテンションが上がった。大型のキッチンやソファスペースなど、自分たちのフロアに収まらない活用はもちろん、他フロアの入居者とのコミュニケーションが生まれる場となることは間違いないだろう。
そして屋上には、向かいのタワレコの看板が目と鼻の先の高さにあるテラスがあり、渋谷PARCOなど、宇田川町方面を中心に渋谷の街並みを眺めることができる。この建物は渋谷という立地の期待を裏切らない、多くの加点ポイントをもち、渋谷らしい夢が広がる物件だった。
>>HOW TO USE
この物件は、フロアごとに個性があって十分魅力的だが、ラウンジやテラスなど充実した共用スペースを活用し、どのフロアと掛け合わせるかを選ぶという楽しさがある。現状、フロアによっては小分けされたスペースもあるが、必要に応じての解体も相談可能なので、今の状態の空間をベースにより使いやすくなるようにアレンジしてみていただきたい。
きっと、この建物・空間の雰囲気と共用部への期待値から、同じような意図を持った企業が集まることだろう。ここでは、自社だけで完結してしまいそうなことも、ラウンジやテラスで入居者同士の繋がりやコミュニケーションによってその精度が高まったり、さらなる広がりや発展を期待してもいい気がする。
賃料条件は決して控えめとまでは言えないが、これからも新たなカルチャーの発信地となる渋谷という立地も含めて考えると、この建物で働くということは、金額以上の価値あるものになる可能性は十分。この建物としっくりくるフロアを選ぶことで、このオフィスが企業にとってかけがえのないものになることはきっと間違い無いだろう。
EDITOR’S EYE
屋上のテラスは以前イベントスペースとして使われていたらしく、その名残でBARカウンターが残っている。今後、真夏の夜などに、タワレコの看板の光と共にビアガーデンなどのイベントを開く日が来ることを期待させるような、心躍る場所だった。