松濤オフィス|コスパ良大型SOHO
EDIT
>>LOCATION
渋谷区松濤と言えば、都内でも屈指の高級住宅街。規模感さまざまな豪邸が立ち並び、運転手付きの車が待ち構えているなど、渋谷から歩ける距離ではありつつも、何だか非日常的な印象すら感じられるエリア。今回の物件はそんな松濤住宅街を奥まで抜けきった先、山手通りにぶつかった角地にある。山手通りを挟んだ反対側は、東京大学駒場キャンパスの敷地で住所は目黒区になってしまうギリギリ松濤の場所に、このタイル張りの低層マンションは立っていた。
>>SPACE
募集区画は3F区画。エントランスを入ると、1F区画に入居しているインターナショナルプレスクールが贅沢にロビーやエレベーターホールまで占拠していた。子どもたちの笑顔の写真や手形などが壁に飾られたちょっとしたほっこり空間を抜けた先の3F区画の室内は、4LDKの住居仕様。一般的なファミリー向け住居の様にも聞こえるが、さすが松濤といった、なかなかのサイズ感。約46帖ほどのリビングダイニングに、トイレは3箇所、バスルームは2箇所、4畳半ほどのWICに、レトロさのある充実したキッチン設備もあり、これでもかというくらい贅沢なスペースになっていた。
室内の仕様に関しては極めてシンプル。全面淡いベージュのカーペット敷きで、白い壁とそれほど差のない色合いでまとめられているため、どこか柔らかさがあり、明るく清潔感のある女性的な印象の空間だった。
>>HOW TO USE
実はこの物件を見つけた時に、ある発想に結びつき気になっていたことがあった。私自体が子どもを持つ親として近くに住んでいて、この建物1Fにインターナショナルスクールが入っていることも知っていたため、この物件は、子連れ出社OKを目指している会社と相性が良いのではないかと思っていた。今回改めて室内を確認したが、空間の印象、雰囲気や、個室が多い、面積に対してかなり賃料も抑えめというコスパの良い物件だからこそ、余裕を持ったスペース利用方法が実現可能になりそうだ。それならば、一番奥のマスターベッドルームをキッズルームとして利用してみる。陽当たりもあり、健やかさのあるマスターベッドルームの室内からは直接繋がるトイレ、ゆったりとしたWICには子どものおもちゃや備品などもストックして隠しておくこともできるだろう。実際のワークスペースとしてイメージしやすいLDKとは離れているため、気兼ねなく仕事に集中することもできそうだ。
昨今のご時世を考えれば、女性に優しく、働きやすい環境を実現できる物件として、しっくりくる企業もあるのではないだろうか。この空間に拠点を移すことがきっかけで、そんな働き方や体制を整えられたら素敵だ。
EDITOR’S EYE
どの駅からも少々距離は感じられるだろうが、実は目の前にはバス停がある。渋谷からだとハチ公バスという定期巡回バスも走っているため、意外とアクセスも悪くないだろう。もしくは駒場東大前の駅から東京大学の敷地を抜けて、というルートも気持ちが良くてオススメだ。