EDIT
中目黒の駅に降り立ち、目黒川沿いを歩いて青葉台方面へ。「ナカメらしさ」というと、花見やショッピング、雰囲気の良いバーやレストランなど、休日や仕の後に過ごす街というイメージがあるのではないだろうか。しかし、平日訪れてみると、川沿いを歩くのはサンプルを抱えたアパレル業者であったり、カフェではランチミーティングが行われていたりする。しっかりとビジネスが動いているという雰囲気が感じられる街でもあるのだ。そして、目黒川から道を離れるごとに静かな住宅街に入る。なかなか築浅の物件が少ないエリアで、築4年のこのテラスハウスを見つけた。
この物件は2LDKの居住用として作られている。ここをオフィスとするならば、広い空間を全員で共有するというよりは、個々がそれぞれの空間や、プライバシーを保ちながら働く感覚を持つ社風に向いているかもしれない。細かく分けられた間取りはスタッフ間の隔たりではなく、ちょうど良い距離感を保ってくれる場合もあるだろう。しかし、いつも同じ空間やブースに孤独にこもっているのももったいない。そんなときにはルーフバルコニーに出てみてほしい。何が見えるというわけではなくても、何となく抜けた空を見にきたり、時にはここで仲間とランチしながら雑談したりするだけで、リフレッシュできそうだ。また、そういったスペースを、ルーフバルコニーのシンボルツリーを中心に、少しずつスタッフでD.I.Yの様に手作りするのも、仲間の個性が垣間見ることができて面白いかもしれない。オフィスが出てくるドラマや映画でよく見る、屋上でのワンシーンをイメージして、かっこ良く作りあげてみるというのも悪くないのではないだろうか。
EDITOR’S EYE
この物件はペットも相談できる。スタッフそれぞれが大切なパートナーであるペットと一緒に出勤し、忙しいときはお互いに面倒を見あうこともできるだろう。日替わりで、散歩係を決めるのも面白い社内ルールになるかもしれない。