広尾オフィス | 眺望良好なセミスケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
広尾駅から数分程の場所に、外苑西通りと明治通りが交差する一画が現れる。2つの大きな道が交わることで、ポッカリと開いてしまった空がなんとも気持ちいい。四方どの道へ進んでも、それぞれ違った特色の街へ続く始発点というのも、どこかワクワクさせてくれる場所でもある。そんな交差点を見下ろすように、角地に高くそびえ立つコンクリートの塔。少し彫刻的な形をしたその建物の中腹に、新たに空きが出たので紹介する。
>>SPACE
室内は30坪ほどのワンルーム空間。3方向それぞれ開口部があり、大きく開いた南面の窓からは、日中これでもかと光が射し込んでくる。背の高い天井のおかげで圧迫感も感じず、白をベースとした内装は清潔感すら漂わせており、パッとみた瞬間から気持ちのいい空間だと感じた。室内に入る前から1つ期待していた事があった。周りに背の高い建物が無いため、眺望の抜けが良さそうだと予想していたが、それが見事に的中。そこから見渡す大きく開けた風景は、仕事でもやもやする気持ちを、一瞬でストレスフリーまで消し去ってくれる力がありそうだ。さらに期待高まる要素がある。春先に眼下に広がる桜の木が一斉に咲き出すと、風景は一変し、桜と空の色が季節限定の色気ある世界を作り出すだろう。年に数日しかないその一時を獲得する為だけでも、この空間を手に入れる価値はありそうだ。
>>WORKSTYLE
交通やアクセスだけ見てしまうと良好とは言いにくい立地にはあるが、周辺環境や空間の仕上がり、なにより眺望には目を張るものはあるように感じる。例えば日中多くの時間を室内で過ごす職種の方々には良い物件かもしれない。日中は自然光を十分に浴びながらガツガツ仕事をし、夜は少し暗めに演出された照明の下でゆっくりと残務を行う。大きな開口を逆手に、空間次第では道行く人々がついつい見上げてしまうような圧倒的な存在感も主張出来るだろう。探しているエリアとは多少違えども、この物件のナイスなポジションありきで、この空間を最優先に検討してみてはどうか。
EDITOR’S EYE
築浅の建物だけあって、ファザードや共有部もキレイで管理も行き渡っており、人を招く際も安心して呼べる物件と言えるだろう。個人的にはやはり桜の時期が気になる。わざわざ人でごちゃごちゃしている公園に行かなくとも、眼下に広がる桜を眺めながら、室内で悠々と花見を楽しめるのは魅力的だ。