麻布台オフィス | 1棟新規リノベーション空間
EDIT
>>LOCATION
再開発によって大きく生まれ変わった虎ノ門・麻布台エリア。世界の著名な建築家やデザイナーを引き連れて、広大な敷地の中に、日本一の高さとなる超高層ビルや、緑と共存する低層商業エリアなど、東京の新たな顔となるエリアを盛大に建設した。そんなパワーが漲る開発エリアも目と鼻の先。東京のシンボルである東京タワーもすぐそこのベストな場所に、この建物は実にうまくポジション取りをして立っていた。
>>SPACE
2022年に1棟のリニューアル工事が完成したこの建物。外見はオーソドックスなオフィスビルという印象だが、その内部空間はなかなか面白く彩られていた。
ご紹介は2Fから9Fまでのオフィス区画。室内は、会議室などが一式セットアップされたデザイン仕様で、3Mほどある背の高いスケルトン天井と、連続する窓面からの抜け感も相まってか、実際には数字よりも広く感じられる。白を基調とした壁や天井、ヘリボーン調の床や入口にあるアール扉など。どちらかというと女性的な、柔らかな雰囲気をもった空間という印象だった。
基本的な内装仕上げはどのフロアでも同じだが、そんな中でも9Fだけはちょっと特別。なにがスペシャルかというと、外階段を上がった先にある屋上が、この区画にはもれなく付いてくるのだ。広々とした専有の屋上スペース。すぐ目の前には赤く輝く東京タワー、反対側には、絶賛開発中の麻布台エリアやその先に六本木のビル群も眺められるという、これぞ「TOKYO」という絶景スポット。猛烈にテンションを上げられるこのスペースが、9Fだけの専有とは、これはズルすぎだろう!と思わず叫び出しそうだった。
>>WORKSTYLE
内装は一式セットアップ済み。そのために、パッとこの空間を見ただけでも、すぐにどう働こうかのイメージを沸きやすいのもこの空間のいいところだろう。良くも悪くも空間の色はガッチリ付いているが、これはこれで世界観もできているので、むしろ思いっきり身を委ねるように、家具や働き方を合わせていったら、うまい関係をこの空間とも築けるはずだろう。
そしてこの物件になにより期待しているには、この先見あるポジショニング。先にもお伝えしたように、今後新たな商業エリアが生まれようとしているこの環境。その街が作り上げられていくのを日々見る楽しさや、このエリアの未来への期待値も、この空間で過ごす大きな醍醐味となるだろう。そんな刺激的なエリアに、今のうちから足を突っ込み、今後遅れて加わってくる方々にも先輩風を吹かせるような、そんな時代を先乗りしておくチャンスとも言えるのではないだろうか。
EDITOR’S EYE
新たに誕生した麻布台ヒルズ。個人的に一番注目しているのは、世界中でかつて見たことがないような奇才な建築物を作り続けている、トーマス・ヘザーウィック氏の日本初となる作品。ウネウネとしたまるで地形のようなフォルムの商業施設で、建築好きとしては、これは興奮を抑えきれないビックニュースだ。
通常の契約では発生する敷金や礼金、更新料(再契約料)なども、この物件はすべて無しという思い切った賃貸条件。内装も整っており、あとは家具を持ち込むだけで、初期費用も最小限に抑えられた、エントリーしやすい物件だ。