晴海オフィス・スタジオ | 元物流倉庫リノベーション済み物件
EDIT
>>LOCATION
海岸沿いに位置する晴海エリア。かつてはいわゆる海岸倉庫街だったが、近年では再開発が相次ぎ、大型マンションやビル、WeWorkなども進出するなど、急速な発展を遂げる勢いのあるエリアに変わっている。しかし、それでも海岸エリアならではという感じか。実際にこのエリアを歩くと、都心とは思えないぐらい一つ一つのスペースが広く取られていて、窮屈感どころか、まだまだ解放感すらあって、不思議と歩くのも楽しく感じられてしまう。そんな晴海エリアの一角。最寄りの勝どき駅から歩いて15分ほどと距離はあるものの、その距離すら気持ちで乗り越えられるだけの面白い物件があった。
>>SPACE
かつて製薬会社の倉庫として長く使われていたこの建物。それを数年前に1棟フルリノベし、倉庫の記憶は残しつつも、今らしいデザイン性を備えた建物として生まれ変わった。
募集はその1F。350坪ほどの大型区画で、天井高は最高で7.1Mと、もはやスケールアウトしたような大空間だ。かつてはトラックなども入ってきた大きな開口部分も、今は黒のフレームガラスで色っぽく仕上げられていて、全体的に無骨でシビれる空間が広がっていた。
この空間だけでも正直お腹いっぱいだが、この物件を語る上で、建物サービススペースを紹介しないわけにはいかない。最上階の6Fには社員食堂さながらのレストランやフリースペース、大小テイストも異なる複数のミーティングスペースも備えつけられていて、サポートも万全。また、屋上にも出る事ができて、デッキが備えられた広すぎる屋上からは、海岸エリアなども一望できる。ここはとにかく気持ちいいスペースで、海岸エリアならではの抜け感と、手を伸ばせば届きそうな大きな空がある。リノベビルは数多ある中で、かなりやりきったなと感じさせるような、渾身の建物だった。
>>WORKSTYLE
こんな特殊な空間なので、建物に入居する企業も面白い。先進的なロボット開発や実験施設、ARスタジオなど、この空間だからこそできる特殊用途の企業が多く集まっているようだ。今回の区画でも、純粋なオフィスというのももちろんいいが、せっかくなら他の物件ではなかなか叶えられないようなキャラ強めな企業に集まっていただきたい。例えばなにか先進的な開発をする研究所だったり、世の中へ向けて配信していくようなスタジオだったりと。類は共を呼ぶじゃないが、そんなくせ者揃いぐらいの方が、またこの建物としての存在意義としても面白くなっていくんじゃないか。
倉庫用語で物流のハブ拠点を、“クロスドック”と呼ぶようだ。かつてはここも、物流の拠点として長く支えてきた。それも一役終え、装い新たに新しい時代のクロスドックとして、これからは先進的な開発の拠点として走り出したばかり。この特殊空間も、これからなにか世界へ発信していくような先進的なクリエイティブ拠点として、一役買ってくれるような面白いテナントが集まってくれることを期待したい。
EDITOR’S EYE
現在は勝どきから15分と距離はあるが、今後数年ほどでルートも整備され、もう少し短縮できるという計画もあるようだ。ちなみに、1Fの正面の空白の土地(75坪ほど)も別途料金で賃貸することも可能。こちらは別途相談いただきたい。