高輪オフィス|天高3m超 レジデンスオフィス
EDIT
掲載写真・テキストは前回募集時のものになります。今回の募集は5Fの1区画のみとなります。
LOCATION
場所は高輪。このエリアのメイン道路となる桜田通りは、片側4車線というかなり幅広の幹線道路。ロードサイドではあるものの、そんな幅員と道路の上がスッキリとしているおかげもあって、不思議と忙しない印象はあまり感じられない。むしろ、なんだかのんびりと感じられるほどだ。
そんな桜田通り沿いの明治学院前の交差点近くに、隣の建物と高さを揃え、控えめな印象の茶色い外観のこの建物を見つけた。
SPACE
最近リノベーションされたばかりの5Fと6Fの2フロア。
まず最初に言っておこう、ここはオフィスビルだ。その言葉だけで違和感に気づいた方もいるかもしれない。前情報から登記も可能なオフィス物件と聞いていたし、エントランスのサインにもワンフロアに一つずつ、会社名しか書かれていない。しかし、室内へ入ると、なかなか気合の入った高級レジデンス仕様の空間が待ち構えていた。
各フロアは約170m2という広々とした面積の2LDK+Sという間取り。室内に入っても、単なるレジデンスという枠に収まらない違和感が随所に垣間見える。5Fは、高さ3.1mというコンクリートの天井と白やベージュを基調とした空間で、どこか静謐さを感じる雰囲気。家というよりもギャラリーの様な洗練された空気が流れていた。6Fはというと、チーク材の無垢板のフローリングに合わせ、全体がウッドテイストの温かみを感じられる。約50帖ほどのLDKのど真ん中を広々としたキッチンが陣取り、あたかもキッチンスタジオという様な顔をしている。
見た目はしっかりレジデンスでありながら、住むよりも働くを考えてしまう、そんな違和感のある空間だった。
WORKSTYLE
そもそも、なぜこのようになってしまったのか。実は、このエリアは、周辺にもオフィスビルが立ち並んでいたが、近隣にタワーマンションが増え始め、どちらかというレジデンスの需要が高いエリアへと変わっていったという。そんな中での今回のリニューアル。オーナーとしては、オフィスもレジデンスもどちらのニーズも捨てきれず、、、悩んだ結果、レジデンスをベースにして、両方を狙っていくぞという結論に。しかし、オフィスの用途に合わせた賃料は、住宅としては高額になってしまう上に、近隣にはタワマンというライバルも聳え立つ。それなら更に!と振り切った結果、気合の入ったレジデンスオフィスが誕生したのだった。
そう、違和感の正体は、時代の流れを汲みつつ、良いトコ取りを目指した結果というわけだ。そんな空間を利用するなら、ただ働くだけというのも勿体無い。自宅ではなかなか実現しにくいレベルのスペックや居心地を楽しみながら、仲間が集まって何かワクワクすることを考えるたまり場の様な場所。オフィスビルでは実現できない緩やかな働き方も、きっとここなら許される。そう考えれば、最初に感じた「違和感」との共同生活が楽しみに思えてきてならない。
EDITOR’S EYE
5Fの扉を開けてすぐにあるのはアールを描いた謎の廊下?エントランス?というスペース。もちろん間取りにも何も記載されていないため、え、ここ「変な家」じゃないよね?と疑ってしまうほど謎に満ちているが、オフィスなら世界観を伝えるスペースとして作り込んでみるのも良いと思った。