白金オフィス|ガラス張り SOHO空間
EDIT
>>LOCATION
場所は港区白金。シロガネーゼやプラチナ通りといったこのエリアを形容する言葉の通り、セレブリティな人々が集まる場所としての認知があるだろう。白金台駅から目黒方面は、高級感のある飲食店やショップが集まるエリア。反対側の高輪方面はというと、八芳園や明治学院大学のキャンパスなど、文化的側面が見える場所と言えるかもしれない。目黒通りを高輪方面へと進む途中、言わずと知れたシェラトン都ホテルの向かいに、ガラス張りの円柱のような建物が聳え立っていた。
>>SPACE
楕円形の個性的な出で立ちのこちらの物件は、建築家のオーナーが自らの拘りを詰め込んで造り、雑誌にも掲載されていた建物だ。室内に入っても、丸い外観同様に、壁という壁がほとんどカーブを描いた特殊な造り。道路面が一面のガラス張りで、抜け感がある気持ちの良い室内からは、正面にあるシェラトン都ホテル東京を望むことができ、ちょっとしたステータス感も感じられるだろう。床、壁などの綺麗に整えられた仕様に対して、天井だけは敢えて躯体をむき出しにして、仕上げ過ぎない良いバランスを取っていた。空間としては美術館のように完成されているが、元々居住用マンションとして建築された建物は、トイレ、バスルームなどの水まわりをコンパクトながらも所持し、いざという時には徹夜を辞さないストイックな面も持ち合わせていた。
白金ならではのセレブリティなエリアからは少し離れるが、ここもまた十分に煌びやかな空間とも言える気がした。
>>WORKSTYLE
周りの建物からもある意味浮いていると言えるくらい特徴的な外観に加え、道路面は一面ガラス張りで外からの視認性も高い。目立つということが基本スペックとして備わっているだけに、その空間での働き方も自ずと注目されてしまうはずだ。それならば、見られるように働くということを徹底的に意識してみてはいかがだろうか。家具は美術館のように”展示”に近い形で配置し、室内だけでなく、外から見たときにも美しいバランスに整える。
働き方さえも注目されるような建物と空間の中で、その姿勢を意識し続けることは、ストイックな精神を必要とするだろう。自ずとストイックな精神を育みながら、アートのように美しくこの空間で働いて頂きたい。
EDITOR’S EYE
以前撮影に伺ったのは5F区画。それでも充分に気持ちの良い眺望であったが、今回募集の8Fは目の前は完全に抜けて、周囲の緑をふんだんに感じられるはずだ。