恵比寿オフィス|新築セットアップのデザイン空間
EDIT
>>LOCATION
恵比寿駅東口から五差路をエビススバル方面へと進む。このエリアは駅西側の繁華街的な恵比寿とは異なり、恵比寿ビジネスタワーやあいおいニッセイ本社ビルといったハイグレードビルなども立ち並ぶことから、どちらかというと、ビジネスライクな雰囲気がある。とはいえ、恵比寿らしい個性的な飲食店も立ち並び、ランチタイムや仕事終わりの呑み会なども充実することは間違いない。今回ご紹介する物件は、エビススバルビルを少し超えた先に立つ真新しい建物だ。
>>SPACE
2023年12月に竣工したばかりの新築ビル。その複数フロアが今回募集中だ。空間は大きく分けて4タイプ。床を躯体現しとしたクールな印象の空間と質感のあるフローリングを採用した暖かみのある2タイプと、その両タイプで家具あり / 家具なしの4つの用意がある。
こういった、いわゆるセットアップオフィスの場合、内装の良し悪しが空間を大きく印象付けがちだが、この空間たちはシンプルだけど雰囲気が良く、さらには、どのフロアも天井高は最大で3.4mほどを確保しているので、開放的でなかなかの好印象。加えて会議室やテレカンブースも完備し、最新のIoT機器による1日中快適な空間で働ける仕組みやリフレッシュ可能なルーフテラスなども用意されるというささやかな気配りも。流行とまでいうと少々大袈裟かもしれないが、ニーズをうまく捉え、どのフロアも雰囲気の良さと機能性のバランスの良さを感じる空間たちだった。
>>WORKSTYLE
オフィスマーケットを考えたとき、セットアップ空間がコロナ以降急激に増えたと感じるのは私だけではないはず。とはいえ、最近はそのセットアップも飽和状態が続き、ターゲットが狭まることもあってか、自分たちでアレンジしやすい家具なしのセットアップの数も増えている。。。あれ?ちょっと冷静に考えてみると、それって、セットアップオフィスというより、単純にデザイン性の高いオフィス空間が増えているってこと??そう考えると、ようやくニーズにあった新しいオフィス空間の供給がはじまったなと嬉しく感じる。
もちろんそれらの物件は、少々賃料設定は高めということが痛いところだが、一般的なオフィス仕様やスケルトンから、このクオリティまでの空間に仕上げるのに、ざっくり見繕っても1,000万超はかかるだろうし、期間だって打ち合わせを重ねたりなど2ヶ月ほどは見ておく必要があるだろう。そして、退去時には味気ないオフィス仕様に原状回復しなくてOK、おまけにセットアップということで敷金圧縮された設定となれば、意外と良い事だらけ。
そう、この物件もそんな考え方がピッタリはまってくる1物件。こんな時代の流れをうまく乗りこなし、これからのオフィスの新時代を楽しんで見てはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
もちろんセットアップ空間も悪くない。ただ、あくまでも自分達らしさを演出できる家具なしセットアップにフォーカスしていきたいし、浮いた内装費で、今後ずっと使っていけるようなインテリアに力を入れてみてはいかがだろうか。