六番町オフィス | 新築デザインビル 最上階大型ルーフバルコニー付き
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>>LOCATION
古くから高級住宅地と知られる千代田区番町アドレス。そのエリアを歩くと、屋敷のような大きな邸宅やハイクラスレジデンスも立ち並び、大使館や学校なども入り混じっている。高級住宅地と呼ばれるエリアは他にもあれども、この番町ブランドは他から頭一つ抜き出たような、格式の高さが強い印象だ。この建物があるのは、四ツ谷駅寄りの六番町の一角。穏やかな住宅街の中で、目の前には小学校や教会なども立つような、このエリアらしい落ち着きある環境に立っていた。
>>SPACE
2023年12月に竣工の新築ビル。5つのキューブを積み重ねたような、単純ながら面白みある構成とデザインで、スタイリッシュさと滲み出る品の良さを感じさせる建物だ。
ご紹介はその建物の最上階5Fと、その下の4F部分。まず5Fは、いわゆるペイントハウスのような特別区画。4Mほどある天井高と、一面に大きなガラス面が連続し、外には広々としたルーフバルコニーを有する開放的な空間だ。光は遮られる事なくダイレクトに射し込み、窓を開ければ気持ちよく風も吹き抜け、周辺も風景がズバッと抜けている。時間によっては目の前の小学校から子供達の賑やかな遊び声や、教会の鐘の音が鳴り、それがまたとても気持ちよく感じた。一方で4Fは、5Fに比べるとカチッとした雰囲気。70坪ほどのシンプルな正方形の空間で、水回りもすっきりとまとめられ、外にはこちらもアプローチを兼ねたウッドデッキ付き。空間の魅力はもちろんながら、オフィスとして機能的という印象だ。
どちらも遊び心、デザイン性を兼ね備えながらも、番町エリアらしい気品の高さすらバッチリ備えた、もはや魅力しか感じさせないような空間だった。
>>WORKSTYLE
他にはない特別仕様の空間なだけに、その価格もなかなかスペシャル。Sクラスビルのようなかなりの強気設定だが、それを納得させるような空間の魅力は、実際に体験していただければ十分に感じていただけるはずだ。
例えばメインオフィスなどでなく、会社の迎賓館のような使い方はどうだろうか。特別な人を招く時に使う、特別な場所。4Fをバックオフィスとしつつ、5Fで来客を魅了する。このテラスに家具を並べ、内外で贅沢な時間を演出する事で、クライアントの心をグッと射止める事ができるのではないだろうか。もちろん、これをオフィスとしてという強者も求めたい。空間は抜群に気持ちいいし、こんなインパクトあるオフィスを構えていたら、今の時代ならSNSなどで、オフィス自体がいい広告塔としてうまく使えるのではないだろうか。
ハードルは高い分、それを乗り越えた者だけが見ることができる、いわば選ばれし者のスペシャルな空間。そんなステータス性抜群な空間で、そんな空間が似合う男を目指して、悠々自適に過ごしてもらいたい。
EDITOR’S EYE
フロア単体利用でももちろん良いが、せっかくならセットで借りていただきたい物件。5Fを明るく自由放棄な弟だと例えると、4Fはそんな弟をしっかり支えるお兄ちゃんという関係性。2人揃うからこそ、最大限のパフォーマンスを発揮する、切り離したくはない空間だ。デザインだけではなく、特殊な高強度コンクリート工法だったり、エアコンが床下に隠されていたりと、とにかく贅沢に、かなりこだわって作られている印象の建物。そんなしれっと贅を尽くした感じが、この番町エリアらしくていい建物だった。