日本橋オフィス｜セットアップオフィス

>>LOCATION
東京イーストサイドにある馬喰横山界隈。かつては日本一の衣類系問屋街として名を馳せたこのエリアだが、最近では古い商店ビルがリニューアルされたり、訪日外国人も多く訪れる人気の宿泊施設が誕生したりと、じわじわとこのエリアの人気が再燃している。そんな界隈を背にして、小伝馬町駅方向へ進む事2分ほど。車通りの多い賑やかな江戸通りにこのビルは立っていた。

>>SPACE
2019年末にフルリニューアルされたこの建物。元々は着物の卸企業の自社ビルとして使われていたこのビルだが、装い新たに生まれ変わった。
まるでホテルのようなエントランスからエレベーターを上ると、この空間にダイレクトにインできる。室内は今流行りのセットアップスタイルで、執務室、ラウンジ、ミーティングスペースなどが一式仕上げられたデザイン空間。内装はベンチャー界隈で人気のデザイン会社によるもの。今時のスタイルをよく抑えたトレンド空間という印象で、勝手に洋服に例えるなら、トレンドコーデをセット買いしたようなイメージだろうか。ついつい内装にだけ目がいってしまうが、この空間は元々のポテンシャルも高く、天井高は2.9Mほどあり、窓も多く、形は不規則ではあるが決して悪くはない。車通りの多い大通りに面しているものの、外の音も気にならないほど室内は静かだし、昼過ぎにはダイレクトに光も入ってくるので、午後も気持ちよく働けそうだ。

>>WORKSTYLE
執務室と同じぐらい、ラウンジスペースがゆったりと贅沢に作られているのが今時っぽくてまた面白い。固定デスクには縛られず、気分によって窓際のカウンターで作業したり、数人で丸テーブルを囲って談話しながら進めたり。時には壁にプロジェクターを写して映画鑑賞なんていうのも、時々やってみたら人気の会となりそうだ。そんな自由なスペースがあることで、自然と社内の風通しも良くなりそうだし、たとえ変化の少ない日常業務があったとしても、場所を変えるだけでもうまく気分を切り替えてこなせそう。ぱっと室内を見ただけですぐ使い方もイメージしやすく、今すぐにでも使用開始できる手軽さがなんと言っても嬉しいポイントだろう。なにも考えずとも、この空間を纏うだけですぐトレンドのオフィス空間が手に入るので、あとは思う存分事業への思考に回してもらえればと思う。

最近このエリアに同様のリノベーションセットアップ空間が増えてきて、それに伴ってクリエイティブな会社も多く集まってきている。レトロでいい雰囲気の建物がこのエリアにはまだ多く残っていて、それをうまく素地を活かしながらリノベした空間が、クリエーターの感性に一致しているのだろうか。これからもさらにそのような物件や会社が増えてくことで、数年後にはまたこのエリアの立ち位置も変わっていきそうな、個人的には一番期待しているエリアだ。