日本橋オフィス | 隅田川沿いリノベビル
EDIT
>>LOCATION
古くから衣料品の問屋街として知られる日本橋エリア。かつては多くの商人で賑わいを見せていたこの街だが、近年では問屋などで使われていたような古い建物を今時なデザイン空間へとリノベさせるなど、若い世代を中心にまた違う目線で注目されつつあるエリアでもある。そんな立地に、数年前にリノベーションによって生まれ変わったこの建物があった。場所は日本橋駅と浜町駅のちょうど中間ぐらい。隅田川が緩やかにカーブするリバーサイド沿いにある。
>>SPACE
元はボタン問屋の本社ビルとして使われていたというこの建物。その名残ではないが、2Fには「ボタンの博物館」という興味をそそる施設が入っていたり、エントランス部分には無数のボタンが吊るされたオブジェクトがキラキラと煌めいていたりと、長く続くDNAを新たらしい形で残している。今回の募集はこの5F部分で、室内は建物の素地をなるべく活かしたセミスケルトン仕様。100坪ほどの広々とした空間と、どこか作業場のようにも見えるコンクリートの無骨な表情が、この元問屋ビルというバックグラウンドにもうまくマッチしているように感じた。また、この物件の面白さは室内だけではない。写真ではその良さがうまく伝えきれないのが残念だが、窓から望む隅田川の水辺と、遠くに立つスカイツリーのある風景がまた最高だ。この東京らしい風景を常に眺めながら、ゆっくりと過ごしたい居心地のいい空間だった。
>>WORKSTYLE
色々とネタが豊富なこの建物だが、その中でもこのリバーサイドというロケーションがやはり強みであり魅力だろうか。川沿いにある古い建物を改装したオフィス。まるで海外のベンチャーオフィスにありそうな面白いシチュエーションで、そんな室内もまた、いい意味でオフィスらしくないカジュアルなインテリアや働き方を行うことで、風通しのいいワークスペースとなるだろう。また、天気のいい日にはたまにみんなで川沿いにでも出て、スポーツで汗を流してもスッキリさせてみるのも、この立地ならではの楽しみ方ではないだろうか。身も心も健康な、そんな働き方が様になりそうな建物だ。あえてビジネスエリアからは少し距離を置くことで、また違った環境を手に入れられ、川沿いのこの場所だからこそ働き方を満喫していただきたい。
EDITOR’S EYE
リニューアル工事の際に耐震工事も同時に行っており、現在の基準に適した新しいスペックを備えているのでこの面も安心してほしい。なんとなく欲しいものは一通り揃っているような物件で、逆にあと何があればいいのだろうと少し考えてしまうような状態だ。この東京イーストサイドという立地も、この物件だからこそより魅力的に感じさせてしまう。