赤坂オフィス | 1F-2Fメゾネットの居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
渋谷を背に青山通りを進んでいくと、街の変化に楽しさを覚えるのは自分だけだろうか。賑わう渋谷、華やかな表参道を抜け、外苑前あたりまで差し掛かると、一気にビジネス街のような街並みに。この物件はそのエリアをさらに抜けた、赤坂の手前。左手に緑あふれる赤坂御所を望む少し先、赤坂の街並みが見え始めるところにあった。
>>SPACE
1階部分に面するこちらの空間。何と言っても螺旋階段の存在が大きい。もはやこの階段を抜きではこの空間は語ることはできないだろう。上下に分かれる2フロアから構成される空間も、この階段を成立させるためにあると言っても過言ではない。そして、この空間のもう1つ評価すべきところは、優雅にアールを描く階段と吹き抜けに見とれた後でもなお、その引き立て役のようにある上下の空間にも感心させられるところだ。残念ながら天井の高さでは物足りなさがあるものの、色気すらある照明や、色のバランスなど、全体の整え方は細かいところまでかなりのクオリティが感じられる空間だった。
>>WORKSTYLE
利用用途としては、空間のインパクトや、路面からの視認性を持ち合わせた性質上、やはりショールームがしっくりくる。しかし、車の流れは多くとも、人の流れはそこそこという現状。そんなこともあってか、1Fで尚且つこの空間であっても賃料的には控えめな設定でもあるため、やはりここはオフィスでの活用をお勧めしたい。エントランスに入らずとも、その優美さを抑えきれない階段は、訪れる人の目を引き、心を奪うことになるだろう。この空間をこのまま利用するとすれば、インテリアのセレクトはもちろん、働くスタイルすらもきっと優美さを纏うようになってくるのではないだろうか。この空間と同じく、一味違うサービス、そして高いクオリティを目指す企業にとっては相性のいいこと間違いないだろう。
EDITOR’S EYE
前面に広がる青山通りの向こうには、赤坂御所の緑と豊川稲荷の緑が望むことができる、なんとも気が良い立地。いつもは通り過ぎてしまう場所かもしれないが、ふと立ち止まってみると、そこから見える景色はそれぞれの魅力ある場所を感じさせてくれる。室内だけではなく、オフィスから1歩出た時の印象というのもなかなか大事な要素かな?と感じさせてくれる物件だった。