中目黒オフィス・店舗 | 元保育園居抜き空間、合計約320坪
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LOCATION
場所は中目黒。おしゃれな飲食店やショップが点在しながらも、青山や代官山のように決め込みすぎず、むしろほどよい雑多さや人の気配が強く残っているところが、この街の居心地のよさだと思う。この空間があるのは、そんな中目黒駅から歩いて4分ほど。祐天寺方面へ伸びる銀座商店街沿いの、1Fに郵便局が入る建物。その郵便局の脇にある、控えめな入口を奥へ踏み入れると、そこには少し意外なほど大きく、面白い空間が隠れていた。
SPACE
写真でお気づきかと思うが、この空間、実は元保育園。今も当時の内装がそのまま残っており、その場に立つと、とても懐かしく、なんだか温かい気持ちにさせてくれる。
今でも子どもたちが走り回り、笑い、学び、過ごしていた時間。それがここにいると自然と頭に浮ぶほど、今も当時の面影が色濃い。大きな遊戯室や教室、自然と頬もゆるむような子どもサイズの手洗い。さらに淡いピンクの扉や棚、全体的なやわらかな色合いなど、一つ一つがとても愛おしく、思わず気持ちがほどけてしまった。
内部は1F-2Fのメゾネット。1Fには遊戯室や職員室、幅の広い階段を上がった2Fには、教室や調理室、水回り、バルコニーなどが広がる。さらに建物裏の緑道側から直接2Fへアプローチができる。以前はこちらがメインの入口だったようだ。そもそもこの規模感の保育園跡地というだけでも珍しいのに、それが中目黒にあるということにも驚かされる。懐かしさと愛らしさに包まれながら、素直にワクワクしてしまう空間だった。
HOW TO USE
駅近、大型、そして坪単価14,976円(税別)というコスト面の魅力は大きい。しかし、会社からは怒られるかもしれないが、そんな経済的な側面だけを見ている方には、正直ここは使ってほしくはない。
この保育園から、これまでどれだけの子どもたちが巣立っていったのだろう。どれだけの物語が、この場所に積み重なっているのだろう。自分も同じ年代の子どもを持つ父として、単なるメリットではなく、この空間の背景やストーリーに愛情を持って向き合える方に使ってもらいたい。もちろん、今のままでは使えない部分も多く、大きく手を加える必要はある。ただ、すべてをリセットするのではなく、この部屋、この空気感、子どもたちが大事に使っていたであろう棚や建具を、できるだけ活かしてほしい。壁や床の傷みも、見方を変えれば思い出であり、空間のいい愛嬌にもなるはず。数々の子どもたちが楽しく学び、遊び、巣立っていったこの空間。今度はその気持ちを大事に持った大人たちの、楽しい学び場であり、遊び場であり、働き場として、未来へとストーリーをつなげてほしい。またここで、あの頃のような気持ちで、今度は大人が盛大に遊ぶように働いてみようではないか。
EDITOR’S EYE
元保育園というキャラが強いこの空間。そんな面白すぎる素材をどう活かし、よりどんな面白い空間、組み合わせを作り出せるか。そんなクリエイティブな思考の方々に使ってもらいたい。なお、オフィスだけでなく、店舗系も相談は可能となるようなので、まずは幅広めに面白いご提案をお待ちしている。