道玄坂オフィス・店舗 | 渋谷駅2分のリノベ済みスケルトン仕様空間
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LOCATION
渋谷マークシティや246沿いに聳え立つビル群に、まるで城壁のように囲われた道玄坂1丁目エリア。渋谷駅から道玄坂上へと続く坂道沿いには、飲食店やオフィス、ホテルなどが混じり、かつて“リキ・スポーツパレス”があった場所としても知られている。大規模な再開発によって街並みが目まぐるしく変化する渋谷駅周辺にありながら、このあたりにはまだどこか手付かずの街並みが残っていて、その哀愁深いこの界隈を好む方も多いのではないか。この建物があるのは、道玄坂上側へ坂を上ったところ。落ち着いた街並みの中に、のんびりとした姿で立っていた。
SPACE
正直、デザインが尖っているわけでも、圧倒的な存在感を放っているわけでもない。けれど、その程よく肩の力が抜けた温度感から、かえって心地よさを感じられるのがこの空間。区画はこのビルの3F。室内は最近リノベーションされ、今や王道スタイルとも言える天井スケルトン仕様へと生まれ変わっている。約75㎡のシンプルなワンルームで、南向きの窓からは程よく光が入り、外の穏やかな環境も相まって、渋谷にいることをうっかり忘れてしまうようなのんびりとした雰囲気がある。完成されすぎず、かといって物足りなさもない。必要な部分はきちんと整えつつ、ここからさらに自分たちらしく手を加えられる余白もしっかり残している。そんなちょうどいい匙加減がまた心地いい。気負わず使い始められて、少しずつ自分たちの色に育てていける、これからの使い方まで自然と想像しやすい空間だった。
HOW TO USE
先にもさらっと触れたが、このエリアにかつて存在した“リキ・スポーツパレス”をご存じだろうか?当時全盛期を迎えていたプロレスラーの力道山が、「プロレスにも相撲の国技館のような常設会場を」との思いでこの地につくり出した日本初のプロレス興行常設会場。3,000人を収容する会場を中心に、ボウリング場やサウナ、キャバレーなども備え、当時このあたりに大きな熱狂とロマンを生み出していたという。今の街並みからは少し想像しづらいからこそ、そんな華やかなこのエリアのストーリーにワクワクさせられ、この場所の見え方もまた少し深いものへと変わってくる。
渋谷駅周辺が大きく変わり続ける中で、この一角にはまだ手付かずの空気が残っている。その少し力の抜けた雰囲気と、これからの変化への期待を重ねながら、ここに拠点を構えてみるのもいい。空間は程よく整っていて、自分たちらしい表情を加えていける余白も残されている。じっくりと空間を育てながら、かつて熱狂とロマンが集まっていたストーリーも楽しむ。そしていつか、このエリアが再び華やかな熱量を帯びた時、「昔、この場所で働いていたんだ」と少し誇らしく語れるような、そんな良い思い出となる時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
EDITOR’S EYE
「ビルに客を呼んで、プロレスを観て帰ってもらおう」という発想から、プロレス以外にも複合的なエンタメ要素を詰め込んだリキ・スポーツパレス。さらにその街には今の姿同様に飲食店街が多く存在し、プロレス観戦後にその足で飲みに、という具合に、街をうまく巻き込んで繁栄させていたのだという。
ちなみにこの建物、1Fのオートロックが問題なければ、物販や美容室なども相談が可能という。また、内装もここから手を加えるのも相談できるし、オーナーもデザイン感度の高い会社さんなので、うまく共感頂けるのではないだろうか。