神宮前オフィス | 期間限定募集 1F居抜きデザイン空間
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LOCATION
ファッションカルチャーの発信地である原宿・表参道エリア。その境目にある神宮前の交差点には、ラフォーレやオモカド、昨年にはハラカドもグランドオープンし、今後もこのエリアの勢いはさらに高まるだろう。そんな原宿から千駄ヶ谷方向へ明治通りを進むこと数分ほど。原宿警察署のある交差点に、この全身ブラックで塗装されているこの建物は現れる。
SPACE
2012年に企業独身寮を1棟コンバージョンしたこの建物。ショップやオフィス、シェアハウスなどが入る、今どきの複合施設の先駆けとも言える存在だ。今回ご紹介するのはその1F部分。ウッドデッキ沿いに大きな扉を開けたこの空間が出迎えてくれた。
室内はデザイン感度の高い、スケルトン仕様の居抜き空間。これまでショールームやオフィスとして代々引き継ぎ、大事に使われてきた空間で、今回もこの居抜きの募集となる。天井高は3Mを超えて高く、とんちゃん通りに面する窓からは、特に午前中はよく光がよく射し込んできて明るく穏やかな雰囲気も。主役とばかりにキッチンカウンターが置かれているので、どこかカフェやバーのような雰囲気すらある空間だ。木枠のコンクリートやブロックの表情など、ところどころ見せる建物の時代感などもうまく組み込まれ、原宿らしい感度の高さと抜群の雰囲気の良さを備えた魅力的な空間だった。
HOW TO USE
実はこの建物、今後の建て替えなども視野に入れていて、今回は2026年9月末までの短期募集。つまりあと1年と数ヶ月ほどしか時間が残されていないのだ。そんなお知らせが先行してしまったが、この立地、建物、1F、空間のデザイン性、居抜き、天井高、賃料設定・・ここまで条件が揃うこの空間なら、むしろこの短い期間も潔く受け入れても良くないだろうか。空間に手やコストをかけることなく、今すぐおしゃれなこの空間を手に入れられるのが大きなメリット。オフィスはもちろん、ショールームとしてポップアップ的に使ったり、撮影スタジオとして時間貸ししたり。なんならすべて兼ね備えて、複合的に、時間を最大限有効に使っていただくのもスマートだろう。たまには友人を呼んで、パーティーなどもいいよね。(怒られない程度に)使い方はお任せしたいが、とにかくここでの1日1日を大事に、大いに楽しんでほしい。そして1年後にこの空間から離れる事になっても、いつまでもここでの時間を思い出話として語り継ぐぐらい、短くも濃すぎる日々を、この空間で過ごしていただけたら本望だ。
EDITOR’S EYE
この短い期間しか残されていないというのが勿体なすぎるほど、ポジションも雰囲気もデザインも、なかなかレベルの高い空間だ。一旦期間は決まっているが、その後はまだ未確定とのこと。ワンチャン、その期間が伸びる事を大いに期待している。