目黒オフィス・店舗 | インテリアショップの居抜き1棟ビル 屋上付き
EDIT
>>LOCATION
最寄りは目黒駅。飲食店などが並ぶ謙之助坂を下りていき、目黒川、山手通りを越えて、目黒通りへと踏み入る。通称:家具通りとも呼ばれるこの通り。その名の由来となったように、碑文谷方向へ向かって道沿いには多くのインテリアショップが立ち並び、さらにそのショップ自体も古い建物を上手く改装したものも多くて、散策しているだけでもすごく楽しめる通りだ。この建物は、その通りの始まりでもある山手通りの交差点からほんのわずかな場所。ACME Furnitureの隣に、さらっと現れた。
>>SPACE
以前まで人気のインテリアショップとして使われてきたこの建物。清潔感ある白塗装の外装に、無数のタイルを組み合わせた装飾が施されていて、見た目の印象もバッチリだ。今回は以前のショップの移転に伴い、1棟居抜きでの募集となる。
室内はB1Fから3Fまでの4フロア。端的に説明すると、B1Fは脇道から直接車も入れることが出来る、ガレージ&倉庫のような空間。1F-2Fはこの建物のメインでもある内部階段で繋がった大きなメゾネット空間で、その上の3Fは、ショールームとオフィスが半分半分という作りだ。さらに屋上には広々としたルーフトップも付いていて、そこからは眺望も抜け、大きな空が広がるような、とても気持ちのいい場所だった。以前のインテリアショップがリニューアルを施しているため、その空間の感度の高さはある意味折り紙付き。3Mほどある天井高や大きな窓面など、建物の素地の良さをスケルトン仕様で活かしつつも、ポイントポイントで様々なテクスチャーや什器を加えて、全体的に楽しみながら彩っている感じがとても魅力的だ。室内はスケルトン空間特有のドライな雰囲気はなく、むしろ日中の射し込む光もうまく絡みあって、優しい雰囲気が漂う。そんな温かみのあるとても居心地のいい空間だった。
>>HOW TO USE
56年という建物の年月・経年劣化した素地の味を、大事に、そしてうまく活かしたリノベがとても素敵なところ。この雰囲気は新しい建物には決して出せない魅力であり、さらにインテリアショップがうまい具合にこの空間を履き崩してくれたことで、より今の深みある色気が出ているのだろう。もしかすると、56年という長い人生の中で、今がこの建物のベストな姿。人で言うなら、一番あぶらがノっている時期なんじゃないかとすら思えた。
そんな建物の居抜きという“オイシイ”タイミング。約250坪とボリュームもたっぷりで、ガレージや屋上も付いている上に、賃料単価は意外と控えめな数字もまた魅力的。さらにこの年数だと建物の安全性も気になると思うが、耐震補強もしっかり施されているのでご安心いただきたい。この建物なら、ショップでもオフィスでもスタジオでも、使い方は様々。居抜きなので、このまま今ある世界観に身を任せるだけでもサマになるし、ガラッと1棟雰囲気を変えてみるのも有り。いずれにせよ、素材がいいのでなんでもよく見えてしまいそうなのがこの建物のニクさだろう。
色々と“オイシイ”このタイミング。そんな旬は一瞬なので、この建物を堪能できるこのチャンスは決して逃さないでいただきたい。
EDITOR’S EYE
目黒通りで、インテリアショップの居抜き1棟。空間良し。日当たり良好。屋上付き。さらにコスパ良好なんて、こんな旨み尽くしなパワーワードが揃った建物は珍しいだろう。もし空間の彩りや、インテリアのチョイスなどに迷ったら、以前の入居者であるインテリアショップにフルオーダーしてみるのもありでは?