代々木オフィス|屋上付き秘密基地空間
EDIT
>>LOCATION
もはや細かい説明は不要とも言える代々木公園。ピクニックやデート、運動や休憩など、昼夜問わず人が集まり活気を見せている渋谷を代表するエリアの一つだ。そんな代々木公園の左手に寄り添う様にある二つの公園のちょうど中間あたり。住宅街の奥まった突き当たりで、もはや東京にいることを忘れてしまうほどの長閑な場所に、ひっそりと立つこの建物を見つけた。
>>SPACE
今回の募集となる2F/3F+屋上は、共に11坪からなるコンパクトオフィス。コンパクトながらも開口部は一面窓で、その先には駐車場と線路で視界が開けているため、窮屈さは不思議と感じず、むしろいい感じの狭さによる居心地の良さがある。
室内は最小限の材料で作られたようにも感じる素材感丸出しの空間で、際立った特徴はないものの、無理に着飾っていないからか印象は良い。そして、奥まった立地やそのサイズ感もあってか、昔の遊んでいた秘密基地を思い出し懐かしさを感じた。そんな懐かしさを感じつつ屋上に上がれば、周辺に背の高い建物は見当たらない、緑多めの眺めで、まるで田舎に帰ったかのような長閑さを肌で感じることもできた。
2F、3F、屋上と一通り見ながら、どことなく秘密基地のような居心地の良さを常に感じる。そんな気持ちから、大人になった今、本気で作ったらどんな空間ができるのか、想像が止まらない。この建物は、自分たちが手を加えたくなる衝動に駆られる、ワクワクする気持ちを抑えられない建物だった。
>>HOW TO USE
どんな人でも、楽しい時間はあっという間に過ぎる体験を味わったことがあるだろう。
愛着を込めて作った秘密基地で、友達たちと膝を当てあって熱く語ったあの日みたいに、このコンパクト空間は一人ひとりと濃密なコミュニケーションを取ることができるのではないだろうか。せっかくその時間を手に入れることができるのならば、より楽しめるような遊び心も持ち合わせて欲しい。
例えば、家具は既存品でも良いが、いっそのことDIY家具を仲間たちと作っていくことも楽しいのではないだろうか。あーだこーだ言いながら、時には褒めあって時には喧嘩して、、、
そんなイメージができる空間だからこそ、愛着を持って自分たちの手で一から作り上げていくこともできるはずだ。
日々、完成度を増すこの空間で、仕事の完成度も上げることを考えれば、この大人の秘密基地への愛着度が増すことは間違いないだろう。
EDITOR’S EYE
1Fには野菜と音楽をコンセプトにした「veggie tenpo」が入居中。隠れ家的なこの場所で、ソムリエこだわりの野菜を使った料理や、イベントなど味わってみてはいかがだろうか。きっと常連になることは間違い無いだろう。