六本木オフィス | 六本木ヒルズ隣接ビル
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>>LOCATION
最寄りの六本木駅からは6分ほど。このエリアらしい少しガチャガチャと賑やかな六本木通りに沿って、西麻布方向へ歩を進めるとまもなくしてこの建物は現れる。数字上では少し距離を感じるかもしれないが、ランドマーク的存在である六本木ヒルズに隣接した抜群の立地と、テレ朝通りとの合流地点の角地という、なかなか完璧なポジションにこの建物は立っている。そんな少々年季の入った建物の中に、この変わった空間を見つけた。
>>SPACE
募集は5F部分。室内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、2方向に連続する大きな窓面。そこからは六本木ヒルズ、ミッドタウン、ビルの隙間から遠くの新宿ビル群までも望むことができて、目の前には首都高が一直線に伸びている。そんな抜け感の良さは一瞬で感じつつも、率直なこの空間の第一印象は、普通のオフィス。それだった。
しかし、そんな低めのテンションで室内を左奥へ進んでいくと、突如、5M強はある大きな吹き抜けが現れた。これは以前まで一続きだった6Fの名残りのようで、現在は上へ上る事も出来ないが、その吹き抜けがこの空間に与えるインパクトは相当でかい。さっきまではどこにでもある普通の空間だったのに、目線を変え、この吹き抜け越しに空間を見渡してみると、景色はガラッと一変。急にダイナミックさのある空間に変わり、なんなら空間がひと回り大きくなったんじゃないかと錯覚すら覚えた。これまでは普通を装っていただが、見方を変えると、実はとても個性的。そんな二面性をもった空間だった。
>>HOW TO USE
実はこの建物、今後再開発が決まっていて、今回は2022年3月末までの短期募集となる。そのため、本来であれば利用方法も限られてきてしまうが、例えばこういう時期なので、戦略的一時避難場所としてみるのはいかがだろうか?期間が短い分、賃料坪単価は14,000円(税別)とかなりお得。空間への過剰な改修は行わずとも、この空間であれば床と照明を工夫すればきっと見違えることだろう。そして、わずか1年半という短い期間だとしても、その頃のオフィスマーケットは大きく落ち着いているに違いない。ここで過ごす時間は、そういった次のアクションへの準備期間だと考えられれば、かなり有意義に過ごせるはずだ。そして、なによりこの印象深い一等地にオフィスを構えるという事だけでも、この先のいい思い出となるはずだし、それがいつまでも記憶に残るような楽しかった期間として、失われてしまう建物と一緒に心に刻んでもらえたらうれしい限りだ。
EDITOR’S EYE
ちなみに現在、1Fのカフェ居抜き区画と、スケルトンの2区画に空きがある。どちらも利用方法や条件面など相談し易いタイミングのようなので、例えばその区画を一時的なスタジオやギャラリー、テストカフェなどで利用しても面白いのかもしれない。なんなら5Fとセットでもご検討いただきたい。