代官山オフィス | 新築店舗可能物件
EDIT
>>LOCATION
最寄りの代官山駅からは、キャッスルストリートをJR線方面へ進む事6分ほど。ちょうど、2015年に元東横線の沿線上にオープンしたログロード代官山の突き当たりぐらいと言えばイメージしやすいだろうか。少し奥まっている印象もあるものの、代官山エリアではありながら、恵比寿駅や渋谷駅へも同じ距離感でアクセスもでき、利便性は意外と高い。そんなログロードの爪先辺りから、八幡通りへ続く路地を入ると、すぐにこの不思議な建物は現れた。
>>SPACE
もうじき完成を迎えるこの建物。これはリゾートホテル?または古いアジアの宮廷?正直、この個性的なデザインをなんて表現すればいいかわからないが、今の流行には流されず、独自のスタイルを進んでいるようで面白い。一見、個性が故のくどさもあって好みは分かれそうな見た目だが、実際にその場に行くと、意外とすんなりと受け入れられるのも不思議な魅力である。今回はそんな建物の1Fにある2区画と、2Fの1区画の合計3部屋をご紹介する。室内はどちらもスケルトンでまっさらな状態だが、3M近い天井高と、大きく切り取られた窓面からは光と穏やかな外のシーンが望め、素地のいい空間というのはこういうものかとも感じた。間取りもかなり独特な形をしているが、実際はそれほどの使いにくさはなく、1Fは2区画を区切る壁を抜けば、1つの空間としても利用可能。さらに2Fとセットで使えば、また使い方の幅は広がるだろう。ちなみに他の部屋の使い方も変わっていて、最上階の3Fは民泊施設としてオープン予定。2Fの片側はオーナーの事務所利用だが、その隣には大きなガラスの温室まであるという、なかなか自分のスタイルを貫いている建物だ。
>>HOW TO USE
今なら3区画セットの使い方も可能だ。例えば1Fをメインのスペース、2Fをバックスペースやミーティングなど、イメージは湧きやすいと思う。また、オフィスだけでなく、ショールームや店舗を兼ねた複合的な使い方もこの物件は相性が良さそうで、一本奥まっている隠れ感をうまくブランディングに活かせれば、また違ったアプローチもできるかもしれない。どのような使い方にせよ、スケルトンなので最初の内装資金や手間はそれなりにかかると思うが、そもそもの質がいい空間なので、この雰囲気を崩さず最低限の手入れでも十分レベル高い空間となるだろう。建物の色が強い分、合う・合わないは明確に分かれてしまいそうだが、そんな建物とうまく呼吸を合わせ、うまく味方に付けて、この建物のようになにか自分を貫くような働き方がこの空間でできたら素敵だ。
EDITOR’S EYE
アリかナシか、結構明確に分かれるデザインだが、個人的にはかなり有り。ある意味、ここまで作り込んでいる物件はなかなか出会えないだろう。建物の多彩な素材使いもすごいが、偶然なのか、前面道路に敷き詰められたタイルも雰囲気にぴったりハマっていて、全体で面白い世界感をまとっている物件だ。