神宮前SOHO|陽当たり・眺望良好空間
EDIT
>>LOCATION
老若男女様々な人々が集まる神宮前交差点。明治神宮のお参りを終えてきた年配の方や、スーツを着たビジネスマン、個性をこれでもかと主張するファッションキッズ。他のエリアでは決して交わることのなさそうな人々が、一同にまみえるクロスポイントとして、とても賑やかさを感じる場所だ。そんな交差点の現在再開発中の一角の裏手は、ちょっと進んだだけで、車通りも人通りも少なく、マイペースな雰囲気へと急に切り替わる。ギャップのあるその切り替わりによって、穏やかなその居心地の良さに、段々とハマっていくのを感じながら、辿り着いた先の高台にあるこの建物が立っていた。
>>SPACE
2018年に竣工した築浅のレジデンス物件。小綺麗なエントランスと共用部からもすでに好印象を受けながら、募集の3F区画へ。扉を開けるとすぐにリビングで、そこには、大々的なオープンキッチンが存在感を放っていた。そして、周りにほとんど建物が立っていない山手線の線路沿いという立地にも恵まれ、眩しいほどの陽当たりの良さと代々木体育館の先の抜けた眺望に、一瞬でこの空間が好きになってしまった。隣の部屋に行けば、意外にもリビングと同等のサイズ感で、同様に陽当たり良好。冬で葉っぱが落ちてしまった窓先の木々のおかげもあって、陽当たりは抜群に良い。また夏になれば、南側は一面緑の窓先に変わり、木漏れ陽が心地良い室内へと変わっていくのだろう。
そして、実はこのサイズ感ではなかなか珍しいが、トイレが2箇所というのも重宝するポイントではないだろうか。さらに、北側には広々としたルーフバルコニーまで備わっていて、この空間での過ごし方のイメージが更に広がりを見せた。
>>WORKSTYLE
住居仕様というベースの居心地の良さばかりが目立ってしまうが、廊下がほとんどなく、大きいスペースが2つというのは、オフィスで考えた時にも使いやすい間取り。上り框のないフラットな玄関からすぐに広がるリビングは、オープンキッチンをカフェばりに充実させ、心地よく働けるラウンジスペースとして。プライバシー性の高い業務は奥のスペースでなど、明確に利用の方法も切り分けられる。元住居だけあってクローゼットなども多いので、書類など隠しておきたいものもスッキリ収納可能だ。
この陽当たりの良さ、窓先の緑と抜けた空、原宿であることを忘れてしまいそうになる穏やかなロケーション。住居としては100点に近いと感じられるこの環境の居心地の良さは底なしにも思える。この物件には幸か不幸かお風呂もついているので、家以上に居座り続けないようにお気をつけ頂きたい。
EDITOR’S EYE
実は閑静な中にあるが、この建物の1F,2Fは保育園になっている。同線が全く別になっているということもあり、意外なほど静かで気にならなかった。それでも、時折子どもたちの声が聞こえてくることが、なんだか朗らかな気持ちになって悪くないと思えた。