神田オフィス | リノベ済みデザイン空間
EDIT
>>LOCATION
神田駅と秋葉原駅のちょうど中間ほど。この建物は交通量の多い靖国通り沿いにあり、ビルの脇を中央線が駆け抜け、すぐ近くには山手線や新幹線などの路線も複数まとまっている。とにかく様々なものが忙しなく動いているような立地だが、そんな騒然たる環境もまるで人ごとに感じるような、静かで穏やかな空間がこの建物の中にはあった。
>>SPACE
2016年にリニューアルによって生まれ変わったこの建物。それがさらに、2020年7月にエントランス周りなどのアップデートを施され、この度戻ってきた。
ご紹介は3F〜7Fまでの複数フロア。室内は無骨なエントランス周りと、小上がりとなっているメインスペースのレイヤーチェンジがなんか面白い空間。木調の床のためか、空間には暖かみが漂っていて、ほっと落ち着く感じはかなり感度も高いかもしれない。どのフロアからも、目線の先には軽快に駆け抜ける電車たち。そんな躍動的な窓先を眺めていると、まるでこの辺りを牛耳る司令官にもなったような気分にすらさせてくれる面白い空間だった。
>>WORKSTYLE
正直、建物の風貌は昔のままであまり味気はないが、それ以外の空間や環境は抜群にいいと思う。機動力の高い立地にあり、このエリアではまだまだ珍しい、今時のデザインで作り込まれたこの空間。仕事をしている中で、ちょっと憂鬱な時があるかもしれない。時には泣きたくなるような大失敗をする時もあるだろう。しかし、そんな時でもこんな明るくクリーンな空間に身を置いているだけで、すぐに気持ちを落ち着かせてくれそうだし、その後もちょっとやそっとの事ではクヨクヨしないようなパワーすらもらえそうだ。また、社内の雰囲気すらも明るくし、結果として風通しのいい関係性へも繋がっていくだろう。クリーンな空間には、そんな空気を一変させるようなパワーを持っていると勝手に信じているが、この空間はまさにそんな空間と言っていいと思う。数分ごとに目の前を駆け抜ける電車のように、事業のスピード性も意識しつつも、ゆっくり穏やかにこの空間での時間を楽しんでいただきたい。ただ、あまりに居心地が良過ぎて、ついつい働き過ぎてしまうことには注意しよう。。
EDITOR’S EYE
空間の質はとてもいいと思う。内装は作り込まれ過ぎていないニュートラル寄りな状態で抑えられているので、この空間をベースにより居心地のいい空間を追求してみてはどうだろう。ちなみに、2Fにはボクシングジムも入っていて、仕事終わりにストレス発散で一汗かいてから帰るのもありだ。