西原オフィス・SOHO | 最上階メゾネット空間 バルコニー付き
EDIT
代々木上原駅と幡ヶ谷駅の中間あたりに位置する今回の物件。代々木方面に向かって下り勾配になっている地形を考えると、幡ヶ谷からのアプローチがお勧めだろうか。駅前の賑やかさが落ち着きを見せたエリアの脇道に、素敵な空間が潜んでいた。
少し話は逸れるが、物件の紹介文を書く際に心がけているのは空間を特徴付けるチャームポイントにフォーカスすること。たとえばそれは、シンボリックな螺旋階段だったり、5Mを超える吹き抜けや、光を引き込む壁一面の大きな窓面かもしれない。もしかしたら、個性的な形の天井や、白い煉瓦仕上げの暖炉、広々としたルーフテラスの場合もあるし、時にはスタイリッシュな水廻り設備や、吹き抜けに面する謎の扉に焦点を当てることもあるだろう。いずれか1つあれば空間を魅力的にし得る個性的なアイテムたち。なんと、その全てがこの空間には揃っていたのだ。
募集区画は2-3Fの最上階メゾネット。写真を見て頂ければ、その魅力はおそらく十分伝わるだろう。充実した水廻り設備や、螺旋階段がフロア面積を占めている反面ワークスペースは限られてしまうが、5名ほどの人数であればゆったりと働けるのではないだろうか。南に面する大きな窓面からは日差しが懸念されるが、あらかじめロールスクリーンが設置されているのも嬉しいところ。コンパクトながら収納が豊富な3Fからはルーフテラスに出られ、ランチタイムはもちろん、夏はビアガーデンとしても利用できそうなテーブルセットまで用意されていた。
個性的な役者が揃い踏みの空間だが、主役を張るのは入居する企業に他ならない。オーケストラの指揮をとるようにこの空間をまとめあげ、想像性豊かに使いこなして頂ければと思う。
EDITOR’S EYE
吹き抜けに面する謎の扉の先については確認できていないが、壁に掛かっている梯子を使ってアクセスできるようだ。秘密基地のようなワクワク感を得られるのも、この空間の1つの魅力だろう。