渋谷オフィス｜天高4.8m 共用ラウンジ付き物件

>>LOCATION
長年、渋谷ストリートの象徴として愛されてきた宮下公園。2020年夏にMIYASHITA PARKとして新しく生まれ変わり、ハイブランドから飲み屋横丁まで異なるカルチャーが混ざり合う、ある種渋谷らしい新たなカルチャースポットとなったのではないだろうか。そんな宮下公園の交差点から神南方面へ。高架下を潜ってすぐの交差点角に、タワレコと背比べするように立つ、1Fにメキシカンダイナーの看板を掲げた建物がある。渋谷駅から建物までは、神宮通りをまっすぐ進むだけだが、この、新たに盛り上がりを見せるスポットを通じてのアプローチは、この建物の期待値をあげるにはベストなルートだろう。

>>SPACE
元々イベントスペースとして使われていた2F区画。内装はコンクリの床と、壁・天井が白く塗装しただけの躯体をそのまま活かした印象の良い空間で、なにより天井高4.8mという都内でも稀に見る開放感は、2Fという低層階でありながら、大きな開口部から差し込む光をたくさん浴びることが出来て、ぽかぽかとした暖かい心地よさがあった。
さらに、この建物の最上階となる8Fに上がると、贅沢めな共用ラウンジがあり、大型のキッチンやフリーデスクなど、自分たちのフロアに収まらない活用はもちろん、他フロアの入居者とのコミュニケーションが生まれる場となりそうで楽しみだ。そして屋上には、向かいのタワレコの看板が目と鼻の先の高さにあるテラスがあり、渋谷PARCOなど、宇田川町方面を中心に渋谷の街並みを眺めることができる。この建物は渋谷という立地の期待を裏切らない、多くの加点ポイントを持ち合わせた空間を兼ね備えていた。

>>HOW TO USE
現状、DJブースやスピーカーなどイベントスペースとしての設備がまだ残っているが、すっきりとした使い勝手が良さそうな空間。とはいえ、賃料条件は正直高めなので、交差点からの視認性やエントランスからの直接動線などを活かしてオフィス兼ショールーム・店舗として考えてみるといいかもしれない。その際は、ラウンジなど充実した共用スペースをうまく使いこなし、専有区画内でのオフィス機能は最小限の面積に収めてしまうということもできるだろう。また、共有スペースをふんだんに使いこなすことは、通常は自社だけで完結することも、他の入居者とのコミュニケーションにより、その精度が高まったり、さらなる広がりや発展を期待してもいい気がする。この建物内の入居者から良い刺激を受けながら、以前のイベントスペースに負けず劣らずこの空間を盛り上げていただきたい。

プラスαの共用スペースとして、地下には和室があり予約して利用することが出来る。以前は外国人向けの接待室として使われていたそうだ。たまには日本人らしく和室で会議や打ち合わせするのも粋で面白いかもしれない。