西麻布オフィス｜居心地良いテラス付オフィス

>>LOCATION
西麻布交差点から広尾方面へ進み、笄公園を過ぎるあたり。夜のイメージがある西麻布から、健やかな広尾アドレスに切り替わる境目の様な場所ということもあってか、広く開けたストレートな通りは、急にパッと目の前が開ける様な不思議な開放感がある。さらに少し進んだ笄小学校の交差点から、愛育病院に向かって鉄砲坂を登っていき、丁度勾配が緩やかになるこの場所は、周囲を緑に囲まれた高級感に溢れる住宅街。通り過ぎるのは犬の散歩やウォーキング中の人となんとも長閑な雰囲気のある角地に、シンボルツリーのような樹木が特徴的なこの建物を見つけた。

>>SPACE
元々はこのエリアらしい高級感ある住宅だったとのことだが、所有者変更に伴い共有部の改修を施し、それぞれ分割した事務所区画へ進化中のこの建物。エントランスや共有部を広めに確保された作りもあってか、外観からは家っぽさはあまり感じないはずだ。
募集区画は1F/2Fの2フロア。元住宅ということを考えると、小分けの空間をイメージしてしまうかもしれないが、両フロアともに広々としたワンルームのような空間をしっかり確保。1Fには贅沢なキッチンとテラスがあり、長時間の作業になったとしてもうまく気分転換しながらこの空間と付き合えるはず。2Fは窓際から緑と抜け感が感じられ、+αの個室を会議スペース利用などとして考えると、使い勝手も良好と言えるだろう。それぞれ大理石・チーク材と床材の違いから室内の印象は大きく異なるが、どちらの空間も暖かい光に包まれ穏やかな空気感。そこまでの天井高はないが、室内に入るとすぐ見える窓先の抜け感の良さが、面積以上の広がりを感じさせてくれるようだった。

>>WORKSTYLE
どちらのフロアも面積的には遜色ない為、用途に合わせて選択するのも良いし、2層一括であれば、より贅沢な利用が可能だろう。グレード感は申し分ないのだが、やや高級感強めの内装なので、大きめのラグなどでうまく色味や素材感を調整してもらえれば、寛ぎも感じつつ、しっかりと集中できるオフィス環境として整うはずだ。
スタッフそれぞれの距離感も近く、緑を眺めて気分転換が出来たり、街とのつながりを感じたり出来る点は、低層のSOHO物件ならではの良さ。日々の通勤を考えると、物件までの急な坂道を上り下りしなければいけない不安もあるが、建物周囲の穏やかなロケーション、陽の光に包まれた室内の心地よさを考えると、辿り着くだけのモチベーションにも繋がるはずだ。登りきれない坂はないし、もちろん明けない夜もない。目の前の状況に負けず、困難を乗り越え続けた先には、きっと明るく暖かく迎え入れてくれる、この空間の様なご褒美が待っていると信じている。

比較的大型の面積を確保できることに加え、初期費用の負担も抑えられることを考えると、このタイミングでは検討しやすい物件と言えるだろう。目の前の通りには、北条坂・鉄砲坂という2つの坂があり、物件前がちょうど繋ぎ目となる場所らしい。