代々木オフィス | 築浅デザイナーズSOHO

>>LOCATION
渋谷を背に明治通りを進み、上を走る首都高と交わる北参道交差点。この辺りまで来ると、最寄りの代々木の雰囲気と、いよいよ新宿の入り口、という雰囲気を感じはじめる。少々カオスな印象もありつつも、新宿と原宿という異なる個性的な街を繋げている代々木は、長く愛される隠れた老舗の飲食店や、 “学びの街” 最盛期の面影を今もなお所々に見つけることができる、街としての面白さがある。
そんな代々木の街を少しだけ躱した首都高脇の立地に、比較的真新しい2017年９月に竣工したこの建物を見つけた。

>>SPACE
この部屋は、その建物の最上階、所謂ペントハウスの特殊区画だ。ベースは住居のため、生活するに必要なものは最新のスペックで備わっていて、２フロアを独占するこの区画は、その室内の面積より大きなルーフガーデンを備えている。だだっ広い、、とも言える首都高側のルーフバルコニーの先には明治神宮のこんもりとした緑を望むことができ、敢えて段差を作りユニークに組まれたウッドデッキにより、好きなところをベンチとして座ることもできるので、比較的滞在時間長めの実用性の高い場所になるだろう。
室内よりバルコニーの方が広い区画。
この物件を十二分に満喫するためには、まずは、その広々としたバルコニーとのオリジナルな付き合い方を編み出してみてほしい。

>>WORKSTYLE
築浅、メゾネット、ルーフバルコニー付き、高級レジデンススペックと、セールスポイントはたくさんある物件だが、この空間を拠点とする入居者にはもっと欲張りであってほしい。物件の設備、魅力に満腹感をもってしまえば、ただ素敵な物件に入っている、が、意外と使いづらい、、などの話にもなりかねない。せっかくなので、最新のキッチン、バスルーム、広々としたルーフバルコニーなどを自社の働くスタイルに組み込み、余すことなく使い切っていただきたい。この物件のさらなる魅力を引き出すのは入居者であり、入居者のさらなる可能性を広げるのは、きっとこの物件となることだろう。お互いを高められる、そんな素敵な付き合い方をこの建物としてみていただきたい。

この建物には大小いくつもの区画がバリエーション豊かに存在する。100平米超、50平米超、20平米代。基本的には全て住居契約となる建物ため、少々使い方には制限も生じるが、ガツガツ働くというより、とことん働く、そんなニュアンスがしっくり来る方との相性はいいだろう。